掛川ロケ「百合子、ダスヴィダーニヤ」始動間近! ~浜野佐知監督に聞く~ 【閲覧数】1,523
2010年09月15日 12:42
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10月3日、静岡出身の浜野佐知監督の最新作「百合子、ダスヴィダーニヤ」が、オール静岡ロケでクランクインする。ロケ地は熱海、三島、沼津、函南、静岡、島田、浜松、そして掛川の8ケ所だ。
掛川ロケの中心は、原里の「加茂荘」。加茂荘は、江戸時代中期の安永2年(1773)に建てられた庄屋屋敷で、長屋門前に広がる花菖蒲はあまりに有名だ。 ![]() 物語は、チェーホフ「桜の園」などの翻訳で知られるロシア文学者湯浅芳子(1896~1990)と、『伸子』などの文学作品を世に送り出した中條百合子(宮本百合子)(1899~1951)が共に暮らし、心を許し合った魂の遍歴を、百合子の夫荒木茂との葛藤を絡めながら濃密に描くもの。 「加茂荘」は百合子の祖母の家として登場し、百合子が『伸子』の執筆を始める重要な場面としても描かれる。 祖母の家を「加茂荘」に決めたことに対して、また掛川の印象について、ロケハンに来掛した浜野監督に直接お話を伺った。 ![]() 百合子の祖母の家を「加茂荘」に決められた理由をお聞かせいただければと思います。 まず、加茂荘に初めて訪れたとき、建物自体、生きているパワーを感じました。人が暮らし、人が訪れる建物には『気』というようなものがあるのです。開成山の祖母の家は、百合子にとって精神的な拠り所であり、『伸子』を書き始める転換点にもなる場所なので、非常に気を使いました。 こうした江戸時代の建物を、今も大切にされているからこそ、この場面が撮れるのだということにありがたさを感じますね。 ![]() 浜野監督は静岡市で幼少時代から青春時代を過ごされたということですが、掛川の印象は? つま恋には来たことがあるんですよ(笑)。掛川の印象としては、つま恋と、掛川城と、新幹線が停まったところ、そんなイメージでした。 でも、実際にロケハンに訪れてみて、人も、場所も、非常に優しいところだなあと感じました。日本全体がとげとげしているような時代にあって、とても優しい印象です(笑)。 褒めていただいて、ありがとうございます(笑)。掛川ロケで、さらに掛川ファンになっていただければと思います。 では最後に、多くの女性を差別される側の視点から描いてきた浜野監督ですが、今回の映画への想いをお聞かせ下さい。 男性中心の時代にあって、百合子は結婚生活の中で、自分が伸びていこうとするエネルギーに蓋をされてしまうような感じを覚えます。百合子と芳子の関係は、同性愛が禁忌とされた時代、ある意味「名前のない愛」でした。けれど、その二人の魂のつながりが、お互いを高め合い、百合子は『伸子』という代表作を生み出し、芳子もロシア文学者としての基盤を作っていきました。 この「百合子、ダスヴィダーニヤ」では、百合子と芳子、そして百合子の夫荒木の運命が交錯する大正13年の1ヵ月ほどの日々に焦点を当て描きました。現代に生きる女性たちに、そして男性にも、この二人の女性の生き方、こうした名前のない関係性を生きるということを知ってもらえればと思っています。 ありがとうございました。 ![]() ■浜野佐知監督プロフィール 1948年生まれ。高校時代に映画監督を志し、71年映画監督デビュー。84年に映画製作会社「旦々舎」を設立。以後、監督・プロデューサーを兼任し、「性」を女性側からの視点で描くことをテーマに300本を越える作品を発表する。主な作品に「第七官界彷徨-尾崎翠を探して」「こほろぎ嬢」「百合祭」など。著書に「女性が映画を作るとき」(平凡社新書)がある。2000年第四回女性文化賞受賞。 新作「百合子、ダスヴィダーニヤ」はオール静岡ロケで敢行される。 ■「百合子、ダスヴィダーニヤ」 大正時代、チェーホフやゴーリキーなど21世紀に読み継がれるロシア文学を翻訳したロシア文学者、湯浅芳子と、17歳にして「貧しき人びとの群」で文壇に登場し、戦後平和運動の旗手となった作家宮本百合子の濃密な青春時代を描く。 「百合子、ダスヴィダーニヤ」を支援するブログ http://d.hatena.ne.jp/hamanosachi/ 取材レポート:いいじゃん掛川編集局/河住雅子 |
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Re: 掛川ロケ「百合子、ダスヴィダーニヤ」始動間近! ~浜野佐知監督に聞く~
【返信元】 掛川ロケ「百合子、ダスヴィダーニヤ」始動間近! ~浜野佐知監督に聞く~
2011年05月13日 12:52
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ロケ地である静岡市での先行ロードショー(6月18日~7月1日・ミラノ座)が決まりました。
試写会に行ってきましたが、加茂荘の美しさと人力車の杉山さんの活躍、素晴らしいです。 ※前売り券[1,300円]、編集局にもあります。 お問い合わせください。0537-21-2711 担当:河住) |
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Re: 掛川ロケ「百合子、ダスヴィダーニヤ」始動間近! ~浜野佐知監督に聞く~
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2010年10月09日 18:29
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ワタシも杉山さんから直接、一十三十一さん(不思議ちゃん系でいいよね~。笑)
を乗せた話と写真を見せてもらいましたよ。 杉山さんは掛川の宝ですね! |
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Re: 掛川ロケ「百合子、ダスヴィダーニヤ」始動間近! ~浜野佐知監督に聞く~
【返信元】 掛川ロケ「百合子、ダスヴィダーニヤ」始動間近! ~浜野佐知監督に聞く~
2010年10月08日 09:35
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掛川城下を人力車で走る「掛川組」の杉山繁さんが、「百合子、ダスヴィダーニヤ」に出演する。
一昨日、天竜二俣駅周辺で撮影が行われ、主人公の中條百合子役の一十三十一(ひとみとい)さんと湯浅芳子役の菜葉菜(なはな)さんを人力車に載せた。 「とってもきれいな女優さん達で緊張しました。そうしたら、『緊張されなくて大丈夫ですよ』と声をかけて下さり、そのあとは、いつも通り仕事ができました。いやあ~、嬉しかったです!」と杉山さん。 今後の加茂荘での撮影では、百合子の夫荒木茂役の大杉漣(おおすぎ・れん)さんも人力車に乗せる。 「挨拶をさせていただいた時、ご活躍ですねとお声をかけたら、ニコッと笑ってくれました。いい男でした(笑)」 わざわざ報告のお電話を下さった杉山さん、ありがとうございました! クランクイン後の撮影の様子は、ツイッターでリアルタイムにつぶやかれています。 http://twitter.com/yurikoyoshiko |
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