まち本!の「掛川がんばる人の輪[林敏史さん編]」
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掛川がんばる人の輪[林敏史さん編]
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2010年11月29日 16:37
「がんばる人」が「がんばっていると思う人」を紹介し、その紹介された人がさらに「がんばっていると思う人」を紹介し……、というように次々に掛川のがんばる人の輪をつなげていくシリーズ「掛川がんばる人の輪」。
ガンダムにハマり、静岡のものづくり産業の底力を感じている斉藤久晴さんに紹介されたのは、ブライダルハウス「カレン」代表取締役の林敏史さんです!


「カレン」社長の語るトップの仕事とは ~林敏史(はやし としふみ)さん (久保)

■前回ご出演いただいた斉藤さんとは、掛川青年会議所(JC)の活動でご一緒だったということですが、斉藤さんから「果敢に事業展開されている方!」と伺っています。まずは、お仕事のことをお聞かせ下さい。

ブライダルハウス「カレン」は平成9年4月創業、12年の1月に法人化をしています。貸衣装業からスタートし、平成19年10月に結婚式場「セントクロワール」を掛川市にオープン、平成21年1月には「スイート&グレイス」を袋井市にオープンさせました。
貸衣装の世界にずっといますが、お客様に喜んでいただけるのが何より嬉しいですね。とはいえ、貸衣装業というのは結婚式当日の最高の笑顔は見ることができません。それで、結婚式場も含めたブライダルの総合案内所として事業拡大をしていったわけです。



■店内には、結婚式当日の様子を伝える写真つきのお便りが何枚もポートレート風に飾られていますが、おっしゃる通り貸衣装業というのは、お二人の当日の姿は見ることができないんですもんね。

ええ、そうなんです。結婚される皆さんは、結婚式というセレモニーにおいて第1に会場、第2に衣装選びを非常に大切に考えて下さっているのですが、その両方をトータル的に事業展開できるのはとても嬉しいことですね。一緒に作り上げていく喜びを、お客様と一緒に得ることができますから。そして、本当の意味で「幸せなカップル」を送り出せると感じられるようになりました。

■「カレン」では、芸能人ブランドの衣装を多く扱っていると伺っています。

はい、神田うの、香里奈、加藤夏希、佐々木希のドレスが揃います。そうした芸能人ブランドの衣装の品揃えは、県西部では一番だと思います。

■芸能人ブランドの衣装の魅力は?

お客様に喜んでいただけますからね。それが一番でしょう。知名度だけでなく、品質、生地もいいんです。
ノンブランドより価格的には高いけれど、お客様の笑顔が違うように感じます。「夢」があるんでしょうね。衣装については、当日、式場のナレーションでも紹介をしています。



■今、カレン全体で従業員の方は何名くらいいらっしゃるんですか?

「カレン」「セントクロワール」「スイート&グレイス」の3店舗合わせて22名です。アルバイトを含めれば100名以上になると思います。

■今日はじめて「カレン」さんにおじゃましましたが、挨拶や応対などとても気持ちがよくて、いい雰囲気だなあと感じています(笑)。

ありがとうございます。ホテルや大手の結婚式場に勝てるものは「人間力」だけだと思っていますので、笑顔、おもてなしなどサービスの基本も含めた「人間力」では絶対にナンバーワンになるんだと、みんなに言っています。

うちはスタッフに恵まれているんですよ。私は常に元気で前向きで社員に変化はないか、困ったことはないか、声を掛けているだけですからね(笑)。
私の仕事は、社員とコミュニケーションを取り、会社全体が前向きな雰囲気になよう雰囲気づくりをすることだと思っていますから。



■「私の仕事」という言葉が出ましたが、ズバリ、林さんにとって「トップの仕事」とは?

どれだけ社員とお客様を幸せにできるか、ということに尽きると思います。
もちろん、会社を経営するということは複雑で大変なこともたくさんありますが、核の部分はとてもシンプルなんじゃないかと……。そうした中で、地域にとって価値のある企業になっていけばいいんじゃないでしょうか。

一代で会社を興すと、社長だけが目立ってしまう会社が多いのですが、うちなんかは私よりスタッフがえらいと思います。スタッフに恵まれているんだと思います。

■このチラシも社員の方の手づくりのようですね。

みんな率先してやってくれますからね。ありがたいですね。

■ずっと、このような経営哲学をお持ちだったのですか?

いえいえ。実は6年ほど前に転機がありまして……(笑)。
それまでは、生活のため、お金を稼ぐために仕事をしてきたようなもので、ある意味、とてもわがままで自分のことしか考えていない社長だったと思います。一代で会社を興した人というのは、会社が軌道に乗るまではがむしゃらに働き、軌道に乗るとわがままになり、ワンマンになるケースが多いですからね。

それが6年前……、37歳のときですね。ある人から「おまえは何のために仕事をしているんだ」と聞かれたんです。それ以来、自分は何のために仕事をしているんだろうと懸命に考え続けました。はじめてちゃんと考えたと言ってもいいかもしれません。以来、様々な経営哲学を学び、少しずつ変わっていくことができたように思います。

■どんなところが変ったと、ご自身では思われていますか?

例えば、何かうまくいかないことがあっても、それは誰のせいでもなく自分のせいなのだ思えるようになったことですね。うまくいかないことは、全て自分自身の問題であると。私はトップなのだから当然です。どんなこともすべてトップの責任なんです。それが社長業なのだと思います。

私も43歳。もう若手の経営者とはいえないけれど(笑)、若い経営者、これから起業する皆さんには、是非いい経営哲学を学んでいただきたいと思います。そして、リーダーシップを発揮して、地域にとってなくてはならない人材、会社になっていただきたいと思います。



ブライダルハウス「カレン」
http://www.kalenn.com/

取材レポート:いいじゃん掛川編集局/河住雅子

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