まち本!の「地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~」
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地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~
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2010年12月27日 15:38
『ゲド戦記』(ル=グウィン著)の翻訳者としても知られる児童文学翻訳家で評論家の清水眞砂子さんが、地元掛川で講演される。テーマは「放課後というたからもの 学童保育のもつ力」。NPO法人静岡県学童保育連絡協議会が主催し、地元の学童保育所(第一小学童保育所「ひまわりクラブ」と城北小学童保育所「たつのこクラブ」)が実行委員会として運営に携わっている。

働く親を持つ子どもたちにとって放課後の「生活の場」として欠かせない学童保育所。今回の講演会は、20回目となる県学童保育研究集会の記念講演という位置づけにあるが、学童保育に直接関っていない人にもぜひ参加してほしいと主催者は呼びかける。子どもの放課後は、「仕事を持つ親の増加」「地域で子どもを見守り、育てる」という視点に立ったとき、学童保育に関わる指導員や保護者だけの問題ではないからだ。
実行員会事務局を務める第一小学校学童保育所「ひまわりクラブ」の指導員勝川志保子さんに、掛川市における学童保育所の現状や記念講演開催のいきさつなどを伺った。

■まず、この「静岡県学童保育研究集会」はどのような集まりなのでしょう。一般の方の参加もOKなのですか?

はい。静岡県学童保育研究集会は、学童保育の充実や発展のために開催される研究集会で、今年で20回目を迎えます。今年度は中部地区での開催が決まり、掛川で実施されたことがないので、私たち第一小学童保育所「ひまわりクラブ」と城北小学童保育所「たつのこクラブ」が、地元の実行委員会として企画・運営に携わることになったんです。



ご存知の通り学童保育所は、放課後、保護者が家庭にいない子どもたちに遊びや生活の場を提供するものです。厚生労働省から「放課後児童クラブガイドライン」が示されていますが、その基準を満たしているところばかりではないのが実情です。
今回の研究集会では、記念講演とともに11の分科会を通じて、掛川の学童保育の現場を見ていただくことも計画しています。多くの方に学童保育の現状を知っていただき、掛川の学童保育所がよりよくなっていくための第一歩になればと思っています。

■今、掛川市には学童保育所はいくつあるんでしょう?

20か所です。掛川の学童保育所はここ5~6年で急に増えてきました。今、「ひまわりクラブ」には1年生から6年生まで80人の子どもたちが通っていますが、全校生徒約500人に対して80人です。この数字は、女性の就労人口の増加で、今後、2割くらいまで増えるだろうとも言われています。

■「学童保育」という言葉は知っていても、関ったことのある親御さん以外、案外、その活動の様子は知られていないというのが現状だと思いますが、普段、子どもたちはどのような時間を過ごしているのですか?

今日はちょうどクリスマス会があるんですが、第一小の裏山「ねずみ山」の築山から、サンタになった子どもたちがそりで下りてくるんですよ。日ごろからこのねずみ山で駆け回り、基地づくりなどをして子どもたちは遊んでいます。
あとは学校のグラウンドで集団遊びをしたり、部屋の中で昔ながらのカードゲームをしたり、宿題をしたりして過ごします。夏休みには学校のプールを貸し出してもらっています。
この「ひまわりクラブ」は、給食室やトイレを挟んで、東西に大きな部屋が二つありますから、夏休みなど一日お子さんを預かる日は、「昼寝の部屋」と「遊ぶ部屋」というように分けることもできます。一日預かる場合、低学年の子どもさんには、まだまだそうした時間も必要ですからね。



■先ほど勝川さんがおっしゃった「周囲の環境(フィールド)や施設が大切」というのは、そういうことなんですね。

はい。今回の研究集会でも、この「ひまわりクラブ」の施設と周辺の環境を見ていただける分科会を作りました。ガイドラインに沿って1校区2ヶ所扱いとして建てられた学童保育所は、掛川市ではまだここだけです。周囲の遊べる環境やフィールドも含めて、「学童保育」なのだと理解して頂きたいと思いました。子どもたちの宝物となるような、学童保育の施設が広がっていくことを願っています。
せっかく掛川で開催するのですから、そうした地元の現場をより見ていただこうと考えたのです。



■記念講演の講師である清水眞砂子さんも、掛川市在住ですね。

はい。せっかく地元に素晴らしい方がいらっしゃるので、ぜひお話を伺いたいと思ったんです。とてもお忙しい先生ですが、快く引き受けて下さいました。



「放課後というたからもの」というテーマも、清水先生の方からお話がありました。「学校」でも「家庭」でもない、その間にある「放課後の学童保育所」という場の大切さを、先生はおっしゃっていました。
実際、青山学院女子短期大学の授業でも、将来保育士を目指す学生さんたちに現場の声を聞いてもらおうと、学童保育所の指導員を招いての授業もあった、というお話も伺いました。
「自分の時間を生きていく難しさ」ということを、清水先生は講演会などでもよくお話されますが、現代は一見平和なようでいて、実は子どもも大人も生きにくい時代です。学校でもなく家庭でもない、一番「素(す)」でいられる時間が「放課後」や「学童の時間」なのではないかと清水先生はおっしゃっています。今の子どもは、学校では友だちや先生に気をつかい、家庭でも忙しすぎる親を気遣っているので、そんな子どもたちの「ありのまま」を受け止めてくれる場所として、学童保育があってほしいというお話もありました。

清水先生が大学で学生さんたちの「ありのまま」を受け止めていらっしゃったように、私たちも、ありのままの子どもたちを受け止め、一人一人の心に寄り添ってあげられる、そんな指導員でありたいなあと、お話を伺って感じました。今回の講演会でも、そんなお話が伺えるのではないかと思っています。

■地元の実行員会の皆さんが頑張って動いて下さっていると伺いました。

はい。「ひまわりクラブ」と「たつのこクラブ」の指導員と保護者会が企画運営に携わっていますが、みんな忙しい時間をやりくりして、ボランティアで関ってくれています。
どのメンバーも「こんな機会はめったにないから!」と、この研修集会をとても楽しみにしているんですよ。
特に今回の記念講演は、学童保育に通う子どもの親世代だけでなく、思春期のお子さんを持った親御さんにも、これから大きくなる乳幼児の親御さんにも、聞いていただきたいお話だと思います。

■この第一小学童保育所「ひまわりクラブ」は、勝川さんご自身も立ち上げに関わられたと伺っていますが。

私自身、保育士をしていた関係で、島田市の学童保育所の立ち上げに関わったことがありました。16年前、うちの子どもが入学するとき、掛川には学童保育所はまだ1ヶ所しかありませんでした。「島田の子は学童に通えるのに、どうして掛川の子は通えないの?」と納得できず、それで掛川に学童保育所を作ろうと動き始めました。

学童保育所がないということは、小学校に入ったとたん、放課後、ほったらかしにされるということです。大人の目の行き届かないところで、たまってゲームをするか、買い食いをするか……。私は、子どもたちにそんな時間を過ごしてほしくありませんでした。
当時、学童保育所がほしいと手をあげた家庭は第一小と城北小合わせて4家庭でした。ボランティアで指導員をして下さる方も見当たらず、私は保育士をやめ、そのまま学童保育所の指導員になりました。「掛川にはそういうニーズがないから」とおっしゃる行政の方もいましたが、ニーズがないのではなく、みんな学童保育がないから、無理にでもなんとかしていたんだと思います。親が働き方を変えたり、おじいちゃんおばあちゃんに預けやすい場所に引っ越したり、そんな話も実際にいくつか聞きました。



■たしかに、保育園時代は仕事が終わるまで預かってもらっていたのが、小学校に入学したとたん、特に低学年のときなどは2時3時には学校が終わり、子どもたちは家で一人の時間を過ごさなければいけないわけですからね。

ええ、保育園に入っていたお子さんの親御さんは、本当に苦労が多かったと思いますよ。
今では、16年前、4家庭だった利用者も、「ひまわりクラブ」と「たつのこクラブ」合わせて約130人もの子どもたちが学童保育所に通っています。
野山を駆け回っている子どもたちを見ると、放課後の子どもたちにはこういう場所が必要なのだと心から思いますね。第一小のフィールドは非常に恵まれていてありがたいな、とも。

先ほど、夏休みに学校側からプールを貸し出してもらっているとお話しましたが、学童保育の運営には、指導員と保護者だけでなく、学校側や行政、地域の皆さんの理解と協力が必要です。
働く女性が増えていく中で、また地域で子どもたちを育てていくという視点からも、多くの方が地域の学童保育について知っていただくことは、とても大切なことだと思います。
今回の講演会が、そのきっかけになればと思っています。ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしています。


取材レポート:いいじゃん掛川編集局/河住雅子

第20回 静岡県学童保育研究集会in掛川

■とき
2011年1月23日(日)  9時より受付開始
・全体会 9時30分~12時00分
・分科会 13時00分~16時00分

■ところ
掛川市生涯学習センター
(分科会は、その他周辺施設で行う予定です)

■参加費
1,000円
(弁当注文:大人800円 子ども:300円)
※お子さん保育希望の方へ≪3歳以上~学童≫ 保育料500円

■記念講演
「放課後というたからもの 学童保育のもつ力」
講師:清水眞砂子先生

■分科会
第1 入門講座 学童保育ってどんなところ ~大切にしたい生活内容~
第2 楽しい父母会・保護者会
第3 学童保育の生活における仲間づくり
第4 「ランドセルゆれて」映画会 映画の感想をふまえた交流会
第5 子どもの心とからだと生活
第6 障がい児を含めた生活作り
第7 障がい児を対象とした学童保育
第8 清水眞砂子さんとともに考える子育て
第9 県内の学童保育の交流と今後の方向性
第10 施設見学 ~県ガイドラインから学ぶ~ ※バス代500円
第11 からだで感じる冬 ~自然の中で子どもを育むために~

【主催】
NPO法人静岡県学童保育連絡協議会

【お問い合わせ】
掛川市第一小学校学童保育所(ひまわりクラブ)
〒436-0079 掛川市掛川1102-5
TEL.FAX 0537-22-8049


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Re: 地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~
【返信元】 地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~
2011年01月24日 11:19
「静岡県学童保育研修集会in掛川」に参加してきました。
冒頭の「掛川を身近に感じられるおもてなしを」「今日一日が心に残る一日になりますように」の主催者の言葉通り、心に残る一日となりました。

まず、全体会の歓迎行事。地元「たつのこクラブ」と「ひまわりクラブ」によるパフォーマンスです。
掛川祭のお囃子に合わせた獅子舞。

側転、なわとび、一輪車、フラフープ、コマなど得意な遊びの披露。

そして、全員による合唱がありました。

じんときました。子どもたちの遊びのなんと豊かなことだろうと思いました。

そして、清水眞砂子さんの記念講演も素晴らしかったです。
心に残った言葉を紹介します。


○社会全体が「一人でいることの豊かさ」をプラスの価値観として捉えない限り、いじめはなくならない。「一人でいることはかわいそう」という見方は、いじめをする側の子と銅貨の表裏のようなもの。

○喜怒哀楽の「怒」と「哀」をマイナスとして捉える社会はどこかおかしい。喜怒哀楽あってこそ、人間らしい豊かなものになる。

○短大の教え子たちの言葉「一人でいていいんですね」「悩んでもいいんですね」は、大人が、社会が、どれだけ子どもたちにその思い込みを押さえつけているか、ということだ。

○情報化社会における「日常は凡庸で退屈なもの」「イベントと消費こそ善」という価値観は、日常性を否定することでもある。日常の豊かさこそ、人の豊かさのベースを作るものである。

県内各地から約500名が集まっての学童保育研究集会。
手づくり感いっぱいの、心から拍手を送りたくなる会でした。



尚、清水眞砂子講演録を近く掲載予定です。
ぜひ多くの方に読んでいただければと思っています。

いいじゃん掛川編集局/河住雅子
Re: 地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~
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2011年01月06日 08:54
掛川市体育指導委員会では、学童保育所に講師派遣を行っています。子どもの運動能力向上のため、様々な学童保育所で体育指導委員の派遣受け入れを行っていただけたらと思います。問い合わせは掛川市教育委員会社会教育課スポーツ振興係℡0537-21-1159です。よろしくお願いします(英語を取り入れた運動も行っています。)
Re: 地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~
【返信元】 地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~
2010年12月28日 12:33
6年前に一軒家を建てるときに、当時0歳の娘が小学校に入学したときに、
学童のある小学校でないとだめだ、と思って土地を探しました。
その間に掛川では学童がたくさん開設されましたが、今実際に通っている
学童で娘は毎日とても楽しく過ごしています。
#今日もお弁当を持って学童にうれしそうに行きました(^^)。

保育園と比べて、人材育成、施設の整備、等でまだまだ改善できる
ところはたくさんあると思います。
また、学童への偏見も少なからず感じます(保育園にもありますがまだ
少ないです)。
子ども達のために、よりよい環境になるとよいと思います。

当日は講演会を聞きに行く予定です。
Re: 地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~
【返信元】 地域の学童保育を考える ~清水眞砂子さんをお招きしての記念講演+学童保育について考える分科会を開催!~
2010年12月27日 18:12
犬の散歩で、よく「ひまわりクラブ」やねずみ山のあたりに
行きますが、学童保育の子供たちが、元気に走り回って
楽しそうだなあ~、と思います。
犬とも交流があって、こちらも面白いです!