まち本!の「私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~」
「私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~」の書込一覧です。
私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
【閲覧数】3,048
2011年08月23日 16:11
私たちの暮らすこの土地の歴史とともに
~「掛川歴史教室」の活動とその想い~

昭和53年に発足した「掛川歴史教室」。スタートは市の教育委員会が主催した婦人学級で、その後、33年間活動を続けている。平均年齢80歳、最高齢はなんと90歳。現在60名近いメンバーが在籍し、その中の18名で民話劇のグループを構成している。



「地域に伝わる民話を伝承していかなければ、どこかで途切れてしまいますから」と岡田淑子さん。
8月11日に神明町公民館で開催された民話劇「山伏塚物語」の脚本と演出、メインの語りを担当した。「山伏塚物語」は遠州横須賀に伝わる咳の観音様のお話だ。練習会場にはハリのある声が響きわたった。



音響を一手に引き受けるのは代表の鈴木敏子さんだ。水光トレーナーという小さなシンセサイザーを操り、尺八、筝、篠笛など様々な音色を奏でる。楽譜はない。「そのときそのときのイメージで演奏するんですよ」と鈴木さん。
遠州横須賀の浜辺のシーンではシンセサイザーから手を離し、横に置かれた箱をゆっくり左右に動かした。波の音だ。「箱の中にあずきが入っているんですよ。あずきが転げすぎないように、しばった紐と一緒に入れてね。紐がストッパーの役目をして、静かな波の音を演出できるんです」



「山伏塚物語」は、南北朝時代、後醍醐天皇の皇子である護良親王(もりよししんのう)の二人の息子の物語だ。メンバーのほとんどは演劇の経験がない。
「みんな、人前で何かをやるような人ではなかったんですよ。本当に普通の主婦ばかり。最初の頃はつっかえつっかえセリフを言っていましたが、今では生涯学習センターの大舞台で堂々と演じます。だいぶ、図々しくなってきたんでしょうかね(笑)」と岡田さん。



地域のお年寄りから伝承民話を聞き歩き、掛川市史で確認するという作業を繰り返し、『掛川のむかし話』をまとめた。発行は昭和54年3月15日。掛川市立中央図書館の司書さんによれば、今でも借りていく人が多い冊子だという。「地域の伝承を伝えていかなければ、どこかで途切れてしまう」という岡田さんの言葉が重みを持って実感できる。その伝える手段が、読み聞かせであり、語りであり、民話劇なのだ。
「歴史を伝える」ことに関して、岡田さんはこう語る。
「掛川に生まれ、この地に暮らし、そして私はこの地で死んでいきます。どんなに時代が新しくなろうと、私の人生はこの土地の歴史の上にあるのです。戦争が昔の話になりつつあるように、今回の震災もいつかは昔話になります。自分がどのような土地で生きたのか、その土地はどんな歴史とともに歩んできたのか、私たちは知らなければいけないと思うのです。つながっていく歴史の流れのその中に、私たちはいるのですから」



11月に京都で開催される国文祭に「掛川歴史教室」は民話の朗読劇で参加する。平均年齢80歳の澄んだ歌声が、会場いっぱいに響きわたることだろう。

※さらに詳しい情報は、一緒に取材にいった市民記者Marumaruさんのレポートをどうぞ。
「山伏塚物語」お披露目の様子も紹介してくれてあります。
「掛川を未来へ語り継ぐおばあちゃんズ」
記事はこちらです。

取材レポート:いいじゃん掛川編集局/河住雅子

書き込み数は7件です。
[ 日付順 ] [ 投稿者順 ]
Re: 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
【返信元】 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
2013年06月03日 22:08
 こんばんは。


 何とか続けたいという構成員が多いことや、出前の要望が多いことで、台本を見ながらの「朗読劇」の形で、再開することになりました。

 今後も、宜しくお願い致します。
Re: 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
【返信元】 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
2013年04月18日 21:38
 こんばんは。

 構成員の高齢化のため、掛川歴史教室の民話劇部は、昨日4月17日をもって解散いたしました。

 これまで、ありがとうございました。

P.S.私の体調の都合で最後の演目「おべにうなぎ」を記録できなかったのが残念です。
Re: 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
【返信元】 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
2011年10月01日 22:20
 こんばんは。

 出演者の病気や怪我のため、図書館フェスティバルでの演目を「山伏塚物語」から「多聞天物語」に変更させて頂きます。
Re: 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
【返信元】 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
2011年09月12日 11:19
取材させていただき、記事がきっかけで「図書館フェスティバルでの上映」、嬉しいですね!
Re: 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
【返信元】 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
2011年09月11日 21:20
 こんばんは。

 「山伏塚物語」はこれで最後の予定でしたが、e-じゃん掛川を見た図書館の方の要望により、10月29日の図書館フェスティバルでも上演することになりました。
http://e-jan.kakegawa-net.jp/modules/event/event_vi…pcd=143400
Re: 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
【返信元】 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
2011年08月24日 13:08
歴史教室の皆さん、頑張ってますね。

実は「掛川のむかし話」の本とCDを今、図書館から借りているんです。
もう返さなくてはいけないんですが…

西山口小学校で読み聞かせするために参考にさせてもらってます。
絵が無いのが残念ですが、大勢の子供達に地元の民話を語り伝えていきたいと思っています。

11月に京都で行なわれる国文祭でも発表されるとのこと、期待しています。
Re: 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
【返信元】 私たちの暮らすこの土地の歴史とともに ~「掛川歴史教室」の活動とその想い~
2011年08月24日 01:34
 こんばんは。


> 地域のお年寄りから伝承民話を聞き歩き、掛川市史で確認するという作業
> を繰り返し、『掛川のむかし話』をまとめた。発行は昭和54年3月15日。

 一部が、「民話の語り」としてCD化されております。
 CDは最早入手不能ですが、内容はインターネット上にアップしてあります。
    http://www.isozu.jp/minwa/



2013年1月4日に追記:

 URLが変更になりました。

    http://www.isozu.name/minwa/