人と地球に優しい農業
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2009年12月07日 09:09
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先月、ご縁があってお手伝いさせていただいた掛川市の農業祭。
女性陣が集まっての作業で楽しいことといえば、休憩時のおしゃべりです。 その中で、「無農薬で有機肥料の農作物を全国に向けて宅配してる。」という話を聞いて、とても気になりました。 どんな方たちがどういう活動をしているのか、ぜひ話を聞いてみたいと思い、 先日、その中のお一人を訪ねて、お話をうかがってきました。 お話を聞かせていただいたのは、掛川市西山の堀晴美さん。 専業農家の奥さまです。 堀さんご夫婦、もともとは農家ではなかったそうです。でも、お子さんのアトピーがひどかったことから、食べるもので体を変えようと、お勤めをやめて農業を始められたのだそうです。無農薬・有機肥料で! そのあたりのご苦労もお聞きしたのですが、今回のお話のメインは全国へ向けての宅配BOXのこと。 宅配BOXで、無農薬・有機肥料の農産物の販売をしている方たちは「わいわいファーマーズ」というグループでした。 そして、その「全国に向けての宅配」は、今年の夏、スタートしたばかりなのだそうです。 毎年、夏、つま恋で行われるAPバンクフェス、 その時に、来場者に提供される食事は、環境に配慮した特別なものだということ、ご存知でしたか? そういったことにあまり興味のない私は、堀さんにお話を聞くまで知りませんでした。 昨年の夏、無農薬の野菜を作っている人たちで、APバンクフェスで無農薬の農作物を使った食事を提供されるお店を出店することになったのだそうです。 お店の名前は、文字通り「農家の店」。 当日は、朝の収穫に始まり、会場入りして調理・提供! でも、想定外のお客様の入りに、結局、食材が足りなくなってしまい、お店は早仕舞いすることに。 その反省もあって今年は出店をあきらめようとした時に、「農作物の販売をしたらどうか」との提案があり、それをヒントに思いついたのが宅配BOXなのだそうです。 そして、新しいメンバーも加わり、「わいわいファーマーズ」が結成されました。 今年の夏のAPバンクフェスでは、無農薬・有機肥料の農作物の宅配BOXのチラシを配ることになり、 7月のお試しBOXの宅配を経て、 8月から、安心安全な農作物の定期宅配開始!ということになったそうです。 宅配BOXの内容は、旬の野菜が10種類とお米・お茶・そして手作りのお菓子など。 月に1回・2回・毎週とコースも選べて、 毎回、内容を少しずつ変えているそうで、何が届くかはお楽しみ! ちょっと変り種の野菜などにはレシピを添付したりのおまけもついているとか。 お米は、玄米・白米・健康米の3種類から選べるようです。 「今は、どんな野菜が入るんですか?」と聞いたら、 例えば、インカのめざめ(じゃがいも)・ケール・九条ネギ・ラディッシュ・大根・人参(葉っぱ付ですって!!)・里芋・えび芋・青梗菜・セロリ等など・・・って。 ケールって、あの青汁のイメージしかなかったのですが、ケールにもいろいろ種類があって、野菜炒めにしたりしても苦味がなく美味しいそうです。紫色のものもあって、緑色のものとセットで送っているそうです。 今はリピートして利用してくださるお客様は20人程だそうですが、お客様からの紹介で少しずつ増えてきているそうなので、これからが楽しみです。 農産物に付加価値をつけて差別化することで、こんなことも出来るんですね。 掛川の農産物が、ちゃんと「掛川」って名札を付けて、全国に送られて、全国の人に食べてもらえるって、なんだかワクワクしてきませんか・・・。 わいわいファーマーズ事務局 代表 石榑由美子 tel/fax 24-8327 Mail: zairaisyu@yahoo.co.jp 私自身は、お話をお聞きしていて、宅配BOXの中身がとっても気になってきました。 次回、機会があれば、出荷の様子を見せていただこうと思いました。 |
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