市民記者コーナーの「秋葉街道(塩の道)散策vol.2 細谷ルート」
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秋葉街道(塩の道)散策vol.2 細谷ルート
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2010年06月02日 22:08
富部ルートに引き続き、細谷から原谷に至るルートを散策してみました。
富部から将監坂(しょうかんざか)のトンネルを抜け、細い道を100mくらい進むと“家代の里”方面に進む広い道路に出ます。
ここは県教育センター“あすなろ”のすぐ西側で、正面に「いこいの広場」の駐車場が見えています。



そこから広い道路を一旦西に下り、美容院の手前を右折すると細谷ルートに入って行きます。

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しばらく道なりに歩いて行くと細谷公会堂がありました、公会堂の西端に「秋葉道常夜灯」と表示された御灯明が立っています、県道掛川-森線のすぐ脇です。



たまたまこの公会堂にいたASさんという方(84歳)に「これは移築ですよね?」と尋ねたところ「その通り!自分が覚えているのはこの先、本通りのタバコ屋の前にあった」という回答でした。
ASさんのいう「本通り」というのは旧秋葉道の事で、現在の県道の事は「新道」と呼んでいました、新道と言っても道幅はASさんの若いころには現在の半分以下くらいだったようです。
*新道=天浜線に沿った現在の掛川-森線です。

このあとASさんは「本来の秋葉道を教えてあげる」と言って一緒に歩いてくれました。
埋もれて頭しか見えてない石の道標や本来の街道跡などを案内して頂きました。


ここで見た本来の道幅はおよそ4尺(1.2m)あまり、駕籠(かご)がすれ違うのはちょっときついくらいでした。



そして歴史家グループが「秋葉道・塩の道ルート」の看板を表示している道は、所どころ本来の街道ではないことがここで分かってきました。
「昔の街道はなぜこんなに曲がりくねっていたのですか?」と尋ねたところ「平らなところは全て耕地、もったいないから耕地には道は造らない、だから山道が多いんだ」との答えに「なるほど!」と感心してしまいました。

細谷から原谷に入るところで秋葉道は家代方面からの桜木ルートと合流します。
ASさんは「家代、飛鳥の2ルートは本来の秋葉道(本ルート)の間道だった、なぜかと言うと殿様が宿泊したところは富部にある」との説を唱えていました。

最後に判ったのですが実はASさんは細谷地区の前区長さんでした「近頃このような昔の話に興味を持ってくれる人がいないので話を聞いてくれて本当に良かった」と言われて逆に恐縮してしまいました。  
私にとっても偶然でしたがASさんにお会いできた幸運を感謝しました。

近日中に原谷ルートのレポートをご紹介する予定です。


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Re: 秋葉街道(塩の道)散策vol.2 細谷ルート
【返信元】 秋葉街道(塩の道)散策vol.2 細谷ルート
2010年06月04日 00:28
先月、掛川駅から細谷までの塩の道を
仲間の皆さんと、歩きました。
楽しい道でした。
(我が家の付近もこっそり歩きました)

続きを楽しみにしています。