市民記者コーナーの「ホタル飼育への思い~ホタルの舞う名所づくりの仕掛け人」
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ホタル飼育への思い~ホタルの舞う名所づくりの仕掛け人
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2010年06月06日 09:53
田植えも終りホタルが飛び交う季節になってきました。
掛川市内や袋井市でもホタルの舞う名所がいくつかありますが、掛川市北西部の遊家・家代区でもホタルの乱舞が見られます。

 
(ホタル飼育の遊家・家代区とホタルの飛び交う地の昼間の風景)

その仕掛け人は、この地区に住む、津軽三味線の師匠でもある小澤義春(写真)さんです。
その小澤さんにホタルの話を伺いました。
小澤さんは13年前から自宅にホタルの飼育槽をいくつも持ち、1年を通じてホタルの管理をしています。すでに来年用の卵の確保作業に取り組んでいます。
ホタルは幼虫でも光を放ち1年中光っているとのこと。しかし微光の為、肉眼では確認できますがカメラにはその光はなかなか写りません。

   
(ホタルの飼育槽と幼虫、えさのカワニナ、産卵ケースを持つ小澤さん)

今年3月ごろ小澤さんはこの地の沢約2,000匹の幼虫を放流し見守ってきました。
5月には幼虫が一斉に土手に上がりじっと時を待っていました。成虫となった今、黄色の光を放ちながら乱舞する姿が見られます。
この日も数百匹が乱舞していました。近所の人たちもホタル見物に訪れて、「ホタルがいたいた!」というよりも「ワー、すごい!」の声のほうが多かったです。
裏側の竹藪を背に星をちりばめたように光るホタルを写真に収めようとしましたが、自分のデジカメでは無理。過去にセミプロが撮影した写真をお借りしました。

  
(借用した写真と自己撮影(黒い中にわずかに光る点が)及び見物人)

小澤さんの目的は、多くの場所でホタルを育てる仲間をつくること。小澤さんが今ホタルの飛び交う場所を増やそうと取り組んでいるところに、法多山、つま恋、秋葉路、ならここの里などがあります。今年も各地へ合計数千匹のホタル(幼虫)を届けています。
一番の苦労を尋ねたところ、餌の「カワニナ」を入手することが大変ということ。田んぼの畦や小川沿いにいるカワニナもその生息数少なくなっているようです。

   
(カワニナのいる沢とホタルの成虫、幼虫、卵)

あちらこちらでホタルが飛び交う姿が見られるのもこのご苦労があるからではないでしょうか。これからも頑張ってください。


                   取材・撮影(by Ann)②


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