開港一年を迎えた静岡空港を利用し、南九州への旅に行ってきました。
歴史好きな市民記者として、また掛川城スタッフとして、掛川城と熊本城の違い、南九州のサービスやもてなしの参考事例など、お伝えできればと思います。
さて、富士山静岡空港も、国内線のフライトも、九州に行くのも初めてづくしの旅は6月9日の朝からスタートしました。
定年を過ぎてから全く180度転換して観光の仕事に就いた自分ですが「実は“井の中の蛙”じゃないのだろうか? 世間一般の観光地のレベルに比べて掛川ってどうなんだろう?」それらも含めて今回の旅行を思いついた次第です。
あさ目覚めたらどんよりと曇り空、「これは梅雨の前兆かな?」と不安を感じて空港に到着したところ小雨がパラついてきました。
九州の方が梅雨入りは早いから事によると・・・と不安を感じながら搭乗しました。
予定時刻を10分ほど過ぎた8時40分ころFDA111便は離陸しました。
搭乗機は赤色の1号機、ニックネームは“シャトレーゼ”という紹介がありました。
座席数は76席ですが空席は2席だけでしたので“まずまず”でしょう。
FDAは青色の2号機までが同じ仕様で、ピンクの3号機は座席数も84席と少し大きくなります。
小型機なので滑走時間も短く、短時間で軽快に飛び上がりました。
時折り離陸直後の機体が掛川城からも確認できたので、もしかしたら機内から掛川城が見えるかと思ってずっと窓の外を覗いていたのですが、すぐに遠州灘の方に出てしまったため分かりませんでした。
機内の航路地図で確認しましたが、掛川城から見ることのできる飛行機は札幌行きだけで他の便は見えない可能性があることがわかりました。
珈琲を飲み終わった頃、「ただ今の高度は7200m、速度は時速820kmで順調に航行中、間もなく岡山市の上空にさしかかります」という機長のアナウンスがありました。
暫らくすると眼下に「瀬戸大橋」が見えてきました。
そこから15分もしないうちに再び「間もなく熊本空港に到着します、空港の天気は快晴で気温は25℃、定刻より10分ほど早く到着します」というアナウンスがありました。
「ということは70分ちょっとで九州まで?」と隣席の家内と顔を見合わせてしまいました。
熊本空港に到着するとやけに大型機ばかりが目立ちました。
建物などの規模もかなり大きくてお客さんも多いので活気があって「さすが観光地だな!」と思いました。
それにしてもこちらは抜けるような青空、その空の青さが静岡とは違います。
いよいよこちら熊本を起点に宮崎、鹿児島と南九州バスの旅が始まります。
市内を通過中にガイドさんから面白い話がありました。
「『熊本と言われて最初に連想するのは何でしょう?』という質問に対して普通は『熊本城』とか『からしレンコン』という答えが返ってくるのですが、最近の若者だと『スザンヌのふる里』と言われることが多いんですよ」
お母さんのキャサリンさんの経営するスナックはいつも満員で、時おり妹のマーガリンさんがお手伝いに来ているそうです。
さていよいよこれから今回の旅行の目玉の一つ“熊本城”に入ります。