桜木小学校の2年生は、生活科の「町たんけん」で、施設を見学するなど、地域を知る学習を進めています。
同校の児童26人が引率の久保田先生とともに、7月7日、校区内の掛川市遊家にある㈱静岡茶直販センター・堀武商店のお茶の製造工場を見学しました。
この日、朝のうちは小雨模様でしたが、出発のころには雨も上がり、桜木小学校から約3キロの道のりを徒歩で同工場に向かいました。
市民記者として同行し、その様子をまとめましたのでご紹介します。
(画像左から、徒歩でお茶工場へ向かう2年生。お茶工場(静岡茶通販直販センター・堀武商店)。歓迎する堀内社長さん。)
工場に着くと、まず堀内社長さんから歓迎と、「掛川が全国有数のお茶の産地で全国のみなさんに喜んでもらえるお茶をつくっています」と挨拶がありました。
また、八十八夜のころのお茶はおいしく、不老長寿(元気でいつまでも長生きできる)の源であるので、皆さんも八十八夜のことを覚えていてくださいとの話しがあり、この後同工場の大村に工場内を案内してもらいました。
(案内してくれた大村さん。製品の自動包装を見学。工場内でお茶の香りをかぐ。)
工場に入ると、児童たちは、「機械がいっぱいある」「いいにおいがする」「お茶がどんどんできてくる」など目の前の状況を話しながら見学しました。
できたお茶がマイナス15度の冷凍室に保管され、体験入室した時は「ワー寒い!凍ってしまう」などと驚いた様子でした。
出来たお茶は、ティーバッグや、いろいろな形や大きさの袋に入れられ、次々に製品として出来上がる様子に目を輝かせて見入っていました。
最後の見学場所は、全国のお客さんへ宅急便で発送するところ。奇麗には箱詰めされたお茶のセットが、機械で自動的に包装される姿にも感心したようでした。
見学を終えた一行は、事前に出されていた質問「お茶はどうやってつくるのですか」、「1日にどのくらいのお茶を作っているのですか」、「お茶摘みは楽しいですか」など十数問があり、お茶工場の皆さんからわかりやすく回答をいただき納得したようでした。
(工場内の説明を聞く。事前の質問に答えてくれました。)
お茶は毎日飲んでいますかと質問したところ、ほとんどの児童の手が上がり、「さすがお茶どころ掛川のうれしい情景だな」と思いました。
児童たちは熱心にメモをとり、地域のことを積極的に知ろうとする小学生ながらの意気込みが感じられました。
最後に工場で用意された冷たい緑茶を「おいし~い!」と飲み干し、協力していただいた堀武商店にお礼をして帰路につきました。
取材・撮影 (by Ann)⑤