掛川市北東部に位置する三十川（みそがわ）自治会（小澤重太郎小区長）では、毎年秋の祭典（10月第二土・日）のころ市道が「コスモスの花」で飾られるよう、コスモス街道づくりに取り組んでいます。
場所は市内遊家・家代区内で、市道沿いに地区内の原田和夫さんら有志が7年前に市道の両側にコスモスの種を蒔いたのが始まり。その後地区内の皆さんが立ち上がり、今では「コスモス花咲委員会」を組織し協力してきました。
創始者の一人、原田さんにうかがうと、町が明るくなった。道路沿いに空き缶などのポイ捨てが少なくなった。通る車も花や風景を楽しみながらゆっくり走るので、交通安全につながる、など地区や訪れる人々から喜ばれていると話しておられました。

　　
（画像は左から、検討会の様子、袋詰めの作業、蒔く場所の番号が付され種）

今年も7月から準備会を立ち上げ、種をまく場所、草刈り、除草剤散布、種まきの日や種の量などの検討が行われました。今年の種は昨年の倍以上の10ｋg。長さも総延長が昨年の約2割増しの3.3ｋmに増えました。

　　　
（画像は左から草刈り、草刈り後の路肩、除草剤散布2景）

コスモスは秋の祭典の頃満開になるように、また街道沿いに花を咲かせますからあまり高さが伸びないよう特殊加工した種を時期を選んで蒔きます。

種を蒔く当日は、蒔く場所を示した図と蒔き方の説明があり、決められた場所ごとの種をもらい、この日集合した幼児や児童を含めた老若男女約60人が一斉に区域に散らばり、種まきが始まりました。
蒔いた後は麦踏みたいに足で踏み固め、種の着地を確認し皆さんで土と堆肥かぶせをしました。
昨年は、祭りの直前に台風があり、せっかくのコスモスがほとんど倒れてしまい関係者ががっかりしましたが、ことしこその意気込みはみんなに伝わってきました。

　　　
（画像左から世話人の小澤小区長（右）と創始者の原田さん、種まき2景、種まき後の土・堆肥かぶせ）

10月上旬からはコスモスの花が咲き始めますので、他地区の皆さんもご近所の皆さんとお誘い合わせて、花見に散歩にぜひお越しください。
昨年以前のコスモスの花と風景の様子も以下にご紹介します。

　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　取材・撮影　（by Ann）⑥