市民記者コーナーの「灯篭流しとあすかの夏まつり」
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灯篭流しとあすかの夏まつり
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2010年08月03日 17:11
掛川市の中央街より少し北方で、掛川北病院の少し北に位置する飛鳥(あすか)自治会(塩崎章小区長)では先週の土曜(7月31日)に地区の薬師如来堂周辺で灯篭流しと夏祭りが行われました。
この日は、早朝から役員と子供たちが、祭りの会場づくりや灯篭流しに使う灯篭の組み立てなど多忙に動き回っていました。小区長に伺うと祭りの歴史は数十年、灯篭流しは8年目、参加者も年々増え、150人近くの皆さんが参集するということです。

  
(写真左から祭り会場全景、塩崎小区長(右)と永野実行委員長、薬師如来堂と前広場)

子供たちは、灯篭に願い事を書き込んだり、五穀豊穣や家内安全と書かれた灯篭の組み立てにも余念がなく、作った灯篭は全部で200個。夜8時からの灯篭流しに使われます。場所はすぐ近くの小さな飛鳥川。

   
(灯篭の組立2景と、そのメンバー、灯篭を流す飛鳥川)

夏祭りは夜6時から始まり、舞台で、演奏やカラオケ、腹話術など楽しい催し物がいっぱい。
周りでは地元住民の手による夜店が開店。かき氷100円や焼きそば100円、生ビール300円から金魚すくいまで全8品目と豪勢でした。

   
(舞台風景、夜店のかき氷、金魚すくい、腹話術)

この後はメインの灯篭流し。小中学生も灯篭のろうそくに火をともしたり川まで運ぶなどをお手伝いし、また、飛鳥川は河川管理で両岸コンクリート壁になっていましたが、それでも数日前の豪雨の後で水量も十分にあり灯篭がゆったり約200mの間を流れ、見入る人々をひきつけていました。最後は環境を考慮し、灯篭を下流に流さないよう堰止めして集め上げました。

   
(出来た灯篭と、灯りをつけたところ、子供たちの手伝いと川に放流)
   
(幻想的な灯篭の流れと暗闇で見守る人々、最後は堰止め)

祭りのフィナーレは、子供の輪投げと抽選会。抽選会では多くの賞品があり、番号が一致すると歓声が沸き地区住民が一堂に会する楽しい夏のひと時でした。

  
(輪投げ、抽選会、お開きも近い夜遠景)


記者の感想です:
近所の人たちが集まるまちの小さなお祭り。大きな祭りやイベントもいいけれど、こうした各町内で行われるお祭りや催しにも、それぞれの趣きと役割があることを感じました。
近所の川に、自分たちが作った小さな灯篭が流れていく様(さま)、和気あいあいに歓声を上げながら楽しんでいる人たち。
小さなまちの小さな夏まつりでしたが、私たちにとって、とても大きなものなのかもしれません。

                              取材:撮影 by Ann ⑦

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