掛川市北東部に位置する遊家・家代区の一角に小さな神社の祭りがあります。
10月24日、菅原道真公を祭る学問の神様、勉学成就や五穀豊穣や交通安全などを祈願する天満宮と、家内安全、健康成就などを祈願する高須賀稲荷の二つの神社が同じ日に祭礼されました。

(二つの社のある鎮守の杜と、天満宮と高須賀稲荷での祭礼)
二つの神社はとなり合わせにあり、当日は信徒と近隣住民が集まり、神社に供物がたくさん施され、神事の後、この一年間の地域の農作物の出来や地域の情報などを振り返る祝宴を兼ねた歓談が神社の前広場の即席会場で行われました。手作り料理や甘酒、貴重酒も提供されています。

(左2画像は神社前での歓談と祝宴、好評の甘酒と、伊豆松崎の黒米を使った貴重な焼酎「百笑一喜」も登場しました)
その後、ちょっと珍しい風習、それは、その日に供物された、赤飯や菓子、飲み物などがその場で出席者に配られることです。
重箱で奉納された各戸の赤飯は、少しずつ出席者が持参した思い思いの袋に一箸づつ全員に配ります。奉納した家庭の赤飯の作り方はそれぞれ違いますから色や味も違うミックス赤飯を分けていただくことになります。それがまた趣があります。

(お供えの重箱から赤飯が出席者に1箸づつ配られます)
そのあと子供たちは、ちょうだい、ちょ-だいの声に合わせて、菓子箱から菓子が配られます。大きな袋を持って、あちらこちらを回りますから、袋にいっぱいの菓子やジュースがたまり、子供たちは満足して持ち帰ります。
最後には投げもちが行われ、楽しさが一段と盛り上がり筆者も7つの祝い餅を手にすることができました。

(赤飯やお菓子をいっぱいに嬉しそうな児童と、満足げに帰宅する人々)
次の一年健康でまた来年も来いよ!との声がかかり三々五々家路につきました。
昔ながらの風習ともとれる珍しいこの小さな祭典。子供たちも楽しみにしており、いつまでも続くことを願っています。
取材・撮影:市民記者 Ann ⑭