11月のある日、掛川市にある古墳のあるお寺・春林院を訪ねました。
遠州三十三観音霊場の第四番札所に数えられる春林院は、曹洞宗のお寺。鞍淵山と称する。
山門前に立つと「春林禅院」の石柱が目に入ります。ここでは坐禅体験もでき、毎月1回坐禅会が開催されています。

(写真は山門、本堂および坐禅堂)
山門をくぐると正面に本堂が見えます。
見学をお願いしたところ、住職が内部を案内してくれました。その様子も紹介します。
本堂の脇には、昔の住職が使ったとされる、お籠が二つ天井からつるされていました。本堂のさらに奥に入ると、釈迦涅槃像や、三十三身の観音木造が安置され、さらに圧巻なのは、銅製の五百羅漢像です。一つの大きさが約20cmぐらいでしたが、数が多いだけに安置する場所も大変という。まだ全数はそろっておらず毎月2体づつ増えているとのこと。
また本堂内陣と位牌堂奥の開山堂の天井には、江戸時代の南画家、村松道安作という花鳥風月の天井絵が描かれ一部を撮影させていただきました。

(本堂正面、天井の籠、天井絵)

(釈迦涅槃像と五百羅漢の一部)
場所は掛川市北西部の吉岡地区。
ここには和田岡古墳群があり、この春林院の裏山に春林院古墳が見られます。裏山へ上がると、案内板があり、この奥の杉の木が立ち並ぶ中に円墳がみられます。直径は約30m,高さ約8mで,寺院の中に古墳を持つのはかなり珍しいこと。時折尋ねる人も見かけました。

(古墳・周りには木が生え、頂上部は平らになっています)
寺院の周辺には、・ビオトープ自然公園が広がり、桜やアジサイ、ハスの花、草木小鳥や昆虫と四季を通して楽しめるところです。
掛川城再建に寄進をされた白木ハナエ氏の白木観音や子授子育ての子安観音も同氏の寄進という。

(桜風景と白木観音、子安観音)
坐禅や、ビオトープ、庭園など広く開放され、堂内の貴重な作品も見ることができる春林院。春の桜の頃に一度訪ねてみてはいかがですか。

(ビオトープと境内風景、丸竹塀)
※ いずれの写真も画像をクリックすると拡大します。
取材・撮影:市民記者 Ann ⑳