国の登録有形文化財に指定された天竜浜名湖鉄道の施設をこれまで4回に渡りご紹介してきました。未紹介がまだありますので、今回と次回(最終回)でできるだけ多くをご紹介したいと思います。
前回、天竜川を超えた西部方面の橋梁や駅舎をご紹介しましたが、今日は金指駅と気賀駅及び三ヶ日駅をご紹介します。
金指駅は、かつて、浜松から引佐町奥山(現浜松市北区)まで運行されていた遠州鉄道奥山線の連絡駅でもありました。金指駅ではその駅舎とプラットホームおよび、SL運行時に使われた高架貯水槽が指定されています。
駅舎は木造平屋建て、波型スレート葺きの旅客上屋にプラットホームが一体となっています。中央の島式プラットホームには三角形の構造体にトラスを組み屋根が設置されています。
もう一つの高架貯水槽は鉄筋コンクリート製で4本の脚に支えられ外径4m,内容量は18トンと言われています。ここからSLに水が供給されたことでしょう。

気賀駅は駅舎と中央の島式プラットホーム(上屋を含む)が指定されています。
駅舎はやはり木造平屋建てで、赤色の洋瓦葺き。待合室には当時の造り付け木製ベンチも残っています。
プラットホームの屋根の構造は、金指駅の三角形と違い柱2本の組み合わせが続く構造で、東端には昔、待合室が作られていたことがわかります。

今日の最後は、浜名湖の最北端三ヶ日駅です。ここの駅舎(本屋)が文化財に指定されています。昭和11年4月の建設で木造平屋建て、北側正面には玄関が突出していて、駅舎に入るには階段を使います。
以前はここから豊橋駅への直通列車が運行されたり、ミカンの出荷で栄えたおもかげは今ではありません。
今日のご案内は以上です。
その後、掛川市内の4つ目の文化財があることがわかりました。これから取材に行ってきますので、次回の最終回に画像でご案内いたしますからご期待ください。
取材・撮影 市民記者 Ann (29)