ツール・ド・おきなわを走りたいと思った時に疑問になるのがどうやって会場まで自転車をもっていけばいいかということです。
輸送方法には2通りあります。
第一に宅配便を利用して前泊する宿泊先に届ける方法。
第二に航空機預かり手荷物として自分自身で持ち運ぶ方法です。
富士山静岡空港から沖縄へ行くことを前提として、ふたつを比較してメリット、デメリットを挙げてみます。
宅配便
◯旅行中の荷物は手提げバックひとつでOK
◯お土産なども一緒に送れてしまう
×輸送費が高い(ルートイン名護→静岡で6000円の案内がありました)
×配送間違いのリスクが高い
×梱包用のダンボールを準備しなくてはならない
航空機預かり手荷物
◯自分で持ち運ぶので安心
◯基本的に追加輸送費はなし(20kg未満)
◯出発当日までレース用ロードバイクで練習できる
×自宅から最寄り空港、那覇空港から名護、オクマリゾートまで輸送手段が必要
×15kg前後の重量になるの自転車を持ち運ばなくてはならない
×空港のチェックインが面倒
2004年、2005年に出場した時には宅配便を利用しました。しかし、富士山静岡空港が開港したこともあり2009年からは3年連続で航空機手荷物預かりを利用して自転車を輸送しています。
理由1:富士山静岡空港ならば駐車場は無料、駐車場からカウンターまでも200mと近く、小さい地方空港のメリットを存分に活かすことができます。自転車をカウンターまで運ぶ煩わしさはほとんどありません。

駐車場からカウンターまでわずか3分
理由2:航空機手荷物は20kgまでは原則無料。自転車輸送にかかる経費はゼロ。
理由3:自分の大切な自転車を預ける時間はなるべく少なくしたい。
それではツール・ド・おきなわ2011での自分がどうやって自転車を運んだのかを紹介します。
その1
自転車は普通のビニール製の輪行袋に入れるだけです。前後のエンド部分はクイックにて固定、リアディレイラーには自作の衝撃緩衝パーツをつけています。
ヘルメット、シューズ、携帯工具も一緒にいれています。鉄道での輪行ではペダルは外しませんが、航空機手荷物預かりの場合には必ず取り外します。ホイールと干渉するため、力を受けてホイールが振れないようにするためです。


その2
富士山静岡空港の1階カウンターにて自転車を預けます。自転車を検査機のなかに通すのですが、チェックは5秒で終了します。特別大きいフレームサイズで検査機に通せない場合は開梱してそれぞれのパーツを検査させられます。
あとANAの場合は自転車に何かあっても保証しませんという同意書にサインをさせられます。そうはいってもANAは丁寧に取り扱ってくれるとの評判を聞きます。
手荷物カウンターも保安検査場も全く待ち時間はありません。いいのか、悪いのか? もっともっと県民に使ってもらって便数が増えるような相乗効果が見込めればいいと思うのですが。
その3
那覇空港に到着してから、預けた荷物を受け取るためターンテーブル周りで待ちますが、自転車は空港出口正面の関係者出入口から直接空港職員から手渡しされます。ツール・ド・おきなわの週末は内地のロードバイクが那覇に集まるため職員も手慣れたものです。
自分はビニールペラペラの輪行袋ですが、シーコンのセミハードケースや完成車を輸送するためのダンボールを再利用している方も多いです。
セミハードケースは40,000円程度しますが、安心料だと割り切って購入した方がいいかもしれません。1年間ツール・ド・おきなわのためにがんばってきたのに、輸送でパーツが壊れたのではたまらないですから。

自転車返却所

関係者出入口から自転車が運ばれてきます
その4
空港到着ロビーを出ると各レンタカー会社のマイクロバスとワンボックスカーが待っています。那覇空港から各レンタカー会社の営業所までは無料送迎してくれます(5分から10分ほど)。
自転車は輪行袋のままワンボックスカー、またはマイクロバスの後方のトランクに収納されます。50万円以上する自転車ばかりであることは承知しているらしく、取り扱いはかなり丁寧です。バスの運転は荒っぽいですが・・・。


その5
毎年自分たちはフジレンタカーを利用してます。
レンタカーは予約して、ツール・ド・おきなわに参加することは伝えておきましょう。
レンタカー会社も助かるでしょうし、割引もあるかもしれません。
自分たち3人はトヨタDBを3泊4日レンタルして、14,700円(無過失安心サービス付き)。
3人+自転車3台はギリギリ収まります。
レンタカーに乗り換えて名護市に向けて出発します。沖縄自動車道を使えば那覇市ー名護市は約1時間です。許田ICを抜けて海に面した国道にはいると「ツール・ド・おきなわ」を実感します。
その6
市民200、市民50、サイクリング部門ならば名護がスタート・ゴールであるため問題ありませんが、市民140はスタート地点が国頭村の道の駅であるため移動が必要です。
毎年、自分たちはスタート地点から約1kmのところにあるオクマリゾートに宿泊しています。午後一番に名護で受付を済ませてから自転車をレンタカーに積んでオクマリゾートに移動しています。

オクマリゾートの正面ロータリー

オクマリゾートのプライベートビーチ
レース当日の日曜日には朝、市民100のスタート地点までのバスとトラックがオクマリゾート駐車場から7時に出発します。しかし、スタート地点まで自走する選手も多いようです。
ゴールの名護に向かう荷物は名護行きトラックに積み込みます。つまり、レース当日のオクマリゾート駐車場には①市民100スタート地点に向かうバス②市民100スタート地点に自転車を輸送するトラック③ゴール地点の名護に荷物を運ぶトラックの3台いることになります。
自分たちはオクマリゾートにレンタカーはそのまま駐車しておきます。レース終了後に一番余裕のある仲間がオクマリゾートまでレンタカーを回収するためさらに30km走ります。これがなかなかきつい!

市民100kmに参加する選手をスタート地点にまで送迎するバス

ゴール地点の名護に向かうトラック、ゴール後の荷物を積み込みます
その7
復路はフジレンタカー営業所に車両を返却して、往路と同じようにマイクロバスで送迎してもらいます。
那覇空港では自転車受付専用手荷物カウンターを準備してくれています。自分たちはいつも月曜日帰りなのでそれほど混雑した記憶はありません。日曜日の場合には結構混み合うのかもしれません。
その8
静岡富士山空港に到着してからはターンテーブルに向かって左奥の従業員通用口から作業員の方が持ってきてくれす。カートを利用して楽々自分の車まで運べます。
一通り、自分たちがどうやって自転車を運んだかを紹介してきました。面倒な部分もありますが、鉄道を利用して輪行するよりはかなり楽だと思います。
静岡富士山空港を利用してツール・ド・おきなわに行きましょう!