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2012年01月04日 15:45
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平成23年8月から郷土新聞上で、いいじゃん掛川編集局と連携した「eじゃん掛川コーナー」が始まりました。
郷土新聞に掲載した記事をそのまま紹介します。 【2011年11月11日号】 まちの元気はみんなの元気の積み重ね〈5〉 コミュニティビジネスの芽を育てる 最近、「新しい公共」「社会起業家」「コミュニティビジネス」といった言葉を耳にすることがありませんか? コミュニティビジネスは、地域課題の解決や地域資源を活かした商品サービスの提供を、ビジネスの手法を用いて行う活動です。掛川市でも、地元産サトウキビを活用した商品化や廃校となった小学校の利活用など、「ああ、これがコミュニティビジネスなのね」とわかりやすい事例も多くありますし、言葉自体を知らなくても、長年そうした活動に関わっている方も多いかと思います。 コミュニティビジネスのよいところは、地域の人が、地域の資源を活かし、地域で経済活動を行えることです。一つ一つの活動は小さくても、地域でいろんなものをまわしていこうという気構えを感じます。大きく儲からなくてもいい、自分が生活でき、結果的に地域のためになれば嬉しい、そう考える人が確実に増えているのだと思います。 私たち「いいじゃん掛川編集局」は、行政や専門家を交えた「コミュニティビジネス支援組織のあり方検討会」に参加させてもらっています。意見交換の中で、「自分の作った野菜を軽トラで運び、買い物に不便な地区で消費される仕組みをつくる」という事例が出たことがありました。そのとき、決して大きなビジネスにはならなくても、そうした小さな積み重ねこそ、地域の土台を作り、地域の力になるのだと実感しました。 コミュニティビジネスに年齢は関係ありません。今、学生の就職率だけが注目されがちですが、「起業」も一つの道です。自分の暮らすまちで、自分の好きな仕事を創り出すことができたら、それはとても素敵なことだと思うのです。実際、「e-じゃん掛川」の取材活動を通じてそうした素敵な人たちにたくさん出会っています。ご本人が自覚していなくても、それは既にコミュニティビジネスであったり、コミュニティビジネスとなり得る芽であったりします。そうした芽を「芽」と気づかせてあげること、一歩を踏み出せるよう相談に乗ったり背中を押してあげること、誰かとつなげてあげること、そうしたまん中で支援する体制づくりが、今、求められているのだと思います。(河住雅子) ■手づくりのお菓子や小物を売ったり買ったりできる場「小さな広場 mignon(ミニヨン)」を開催(次回12/18)。「子育て中のお母さんが頑張っていることを発表できる場を作りたいと思いました」とsnyggの高橋友里さん。 雑貨の「好き」は直感。いつもの暮らしにひとさじの豊かさを ~高橋友里さん(大池)~ ■補助具の製作を通じてしょうがい者の仕事を創りたいと考える山内明さん。「彼らにしかできない仕事創りのために、何かできればと思います」 補助具の製作を通じてしょうがい者の仕事を創る。~山内明さん(城西二丁目)~ ■雑貨カフェファニーファームでは、地元産の野菜を店頭販売。「近所の方と対面でお話できるのがいいですね」と杉浦健美さん。 アットホームなファニーファームさん |
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