2023年12月06日(水) 

 

>朝日デジタル   >日本の高1「学校の一員と感じる」トップでも手放しで喜べないわけ   >朝日新聞社によるストーリー  >・7時間   

> 「学校の一員だと感じる」「他の生徒からよく思われている」――。   

>日本の高校1年生は、そんな学校への「所属感」が比較的高いことが、国際調査の結果から浮かんだ。   

>ただ、分析した文部科学省によると、結果にはある「偏り」があるとみられ、注意が必要だという。   

> この調査は、経済協力開発機構(OECD)による国際的な学習到達度調査(PISA)の一環で行われた生徒アンケート。   

>PISAには81カ国・地域が参加し、日本では2022年6~8月、全国の高1のうち約6千人が受けた。   

>その結果が5日に公表された。   

> 「学校の一員だと感じている」かどうかについて、①まったくその通りだ②その通りだ③その通りでない④まったくその通りでない――の4択で聞いたところ、①を選んだ生徒の割合と②を選んだ生徒の割合は計86・1%(OECD平均75・8%。無回答は除く)。   

>OECD加盟国のうち集計可能な36カ国で最も高かった。   

 

そうでしょうね。日本人の社会は人間序列で出来ている。だからその構成員は自己の序列に対して帰属意識を持っています。          

 

>「他の生徒たちは私をよく思ってくれている」では、①と②で計84・5%(OECD平均79・2%)だった。   

 

他人の事が常に気にかかりますね。独立自尊の精神に乏しいですね。        

 

> 逆に、「学校は気後れがして居心地が悪い」は、③と④で計84・6%(OECD平均77・9%)を占めた。   

> 調査対象となったのは、中学時代にコロナ禍による一斉休校を経験し、昨春、高校に入った学年。   

>今回のアンケート結果について文科省の担当者は「コロナ禍のもとでも極力、対面で教育機会を確保した学校の取り組みが功を奏した面はある」と説明する。   

>■「学校に親和性のある子を対象にした調査」   

> 一方、担当者は「これで全てが良かったというわけではない」とも付け加える。   

>この調査は、不登校生の受け皿とされる通信制高校は対象としていないうえ、欠席者も受けられないため、不登校やその傾向がある生徒が除外されてしまうからだ。   

> 不登校の小中学生は22年度で29万9048人と過去最多に上り、通信制高校に通う生徒も急増している。   

>そのため担当者は「学校に親和性のある子どもを対象にした調査であることを踏まえなければならない」と強調する。   

 

日本語の文法には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。だから難関出身者たちが社会で幅を利かせている。わが国が学歴社会であるというのも、実は序列社会の言い換えに過ぎない。だから、わが国の学歴社会は学問の発展には何ら貢献していないことを知っている必要がある。 順位の比較は没個性的でなくてはならない。だから、序列競争の励みは個性の育成にはならない。     

 

日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて、人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。こうした観念は天皇制・家元制度・やくざの一家の構造にまでつながっている。   

 

日本人は序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。その程度は序列信仰の域に達している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の単なる表現に過ぎないため、個人的精神的には意味がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしている。上々が無哲学・能天気である事については、下々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬と序列作法には浅薄さが付きまとう。   

 

日本人の政治家にも、政治哲学がない人が多い。だから、我々の未来社会の有様を相手に言って聞かせる術がない。それは非現実 (考え) の内容を盛り込むための構文が日本語に存在しないからである。序列人間は人間の序列を作っていて、上位の者 (先輩) と下位の者 (後輩) の間に自分を差し挟むことにより自分たちの存在をウチソト意識として確認し合っている。だから、自己の所属する序列に並々ならぬ帰属意識を持っていて義理 (序列関係から生じる義務) を果たすことに懸命になる。そして、定刻通りに帰宅しないなど義理の仕事にやりがいを感じている。無哲学と序列メンタリティの相乗作用により派閥政治は無くならない。周囲の序列仲間が自分たちの序列に対する貢献度を評価する。これにより自己の順位は上昇する可能性がある。それが日本人の人生における楽しみである。だが正一位の獲得は難しい。    

 

 

 

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閲覧数134 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/12/06 03:10
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