【そばけん】 部室 の「花の香蔵出しで蕎麦の振る舞い」
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花の香蔵出しで蕎麦の振る舞い
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2009年03月25日 00:01
3月22日(日)土井酒造で花の香の新酒の蔵出しを祝って、「陶酔の宴」が行われた。

花の香楽会の会員をはじめ、地元の皆さんや東京学芸大の学生さんを含め、約200人が花の香の新酒を楽しむこの宴に参加。


我が蕎麦研は、遠州蕎麦文化研究会のM本さんからの依頼で、この会での蕎麦の振る舞いのお手伝いをした。

当日は、朝からあいにくの雨。しかし、参加者たちの熱気で昼過ぎころからはかなり小ぶりになって、宴の進行にはほとんど影響はなかった。

お蕎麦の方はと言うと、M本さんは振る舞いの方へ出ているので、蕎麦打ちはすべて蕎麦研へ任された。
こままさ師匠を中心に、めだかさん、パルスさん、釘腕アトム2さん、わたくしドルフィン、途中からはT野さんも参加して、約11kgくらいの蕎麦を打った。
わたくしドルフィンは、こままさ師匠にそそのかされて、2kgの蕎麦打ちに挑戦。見事玉砕しました。
1.7kgくらいまでならかなり普通に打てるようにはなっていますが、2kgというとさすがに大きい。
水回し~こね~くくりまではなんとかうまくいくのですが、延しの作業が難しい。なかなか思ったように均一の厚さに延せないものです。
まだまだ修行が足りないようで。

さて、本日のメーンイベントは、昨日のフェスティバルに続いて2日連続となる、こままさ師匠による桜蕎麦だ。

ここで、ドルフィンが大失敗!
桜蕎麦を打つ時に使うそば粉は、更科粉といって、蕎麦の実の中心部に近い所からとれた、なかなかつながりにくい粉を使う。そのため、水回しには、水ではなく熱湯を使い、蕎麦に含まれるグルテンをむりやり引き出す。ふつうの粉で打つ時には、はじめに蕎麦粉とつなぎの小麦粉を混ぜてから水回しを行うのだが、更科粉の場合は、この水回しに熱湯を使うため、つなぎの小麦粉は、最後に加える。ところが、わたくしドルフィンは、なにを勘違いしたのか、更科粉に最初からつなぎの小麦粉を混ぜてしまった。
あ~、師匠、ごめんなさい!
きっと、桜蕎麦は大失敗間違いない。

と、思っていたけど、そこはそれ、さすが師匠、この難局を持前の粘り強さで、なんとか乗り切り、見事、昨日と同じように桜蕎麦を打ち上げてくれました。


さて、この桜蕎麦は、蕎麦粉に塩漬けした桜の葉をペースト状にしたものを混ぜ込んで打つのですが、塩抜きはするものの、若干は塩味が残るため、蕎麦つゆなしの水蕎麦で楽しんでもらおうということになった。
幸いなことに、土井酒造には、お酒の仕込み水があるので、この水に浸してふるまうことになった。
こうすることで、蕎麦本来の味、桜葉の風味を純粋に楽しんでもらうことができる。
なかなか好評でしたよ。


帰りには、蕎麦研メンバー全員に「花の香」の原酒をお土産にいただきました。
日本酒があまり得意ではないドルフィンも、花の香だけはおいしくいただいております。

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Re: 花の香蔵出しで蕎麦の振る舞い
【返信元】 花の香蔵出しで蕎麦の振る舞い
2009年03月26日 00:17
 蕎麦研の皆さん、二日間に渡りありがとうございました。どちらも盛況で、たくさんの知り合いに会えて楽しかったです。

 この時期の桜蕎麦は蕎麦研名物の一つに掲げても良いかもしれませんね。それにしても、桜の葉を塩抜きしてミキサー、さらに裏ごしにすりこぎと、献身的な下ごしらえをしてくださった皆さんには大変お世話になりました。

 どうやら桜の葉を手に入れるルートも分かったようですし、だんだんに周辺条件が整ってきた印象です。

 さて更科粉ですがやはりかなり難しかったです。ただでさえ粘りけの出ない粉なのに、そこに細かくしたとは言え桜の葉を混ぜるので、記事全体の粘着力が弱くてすぐに周辺や記事の真ん中から割れてしまいます。

 本当は更科蕎麦は薄く伸して細い蕎麦で食べてもらいたいのですが、とっても技術の限界で厚い生地にしかならず随分太い蕎麦で提供してしまいました。今後に向けて大いに反省です。

 今回分かったことは、粉1.5kgに対して桜の葉は35枚程度分の分量を入れると香りのバランスが良さそうだということでした。次回の参考にしてください。
 また食紅を差す時はお湯に溶かしてから入れるのが良いですね。最初粉のママ入れようとして周りから止められたのは私としてはちょっと頂けなかったですね。

 それとお湯の量は、粉の5割+桜の葉のエキス(50mlくらい)と言った感じです。是非次回に向けて参考にしてください。

 さて、ますます盛んな蕎麦研ですが、そろそろ前掛け、帽子、羽織などのユニフォームの統一を図りませんか?今までの出動で少しくらい予算がありませんでしょうか。
 
 是非この機会にご決断をしてはいかがでしょうか。

 ではまた。美味しい粉をあちこち探しておいてくださいね。