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Re: 鳥獣害対策 カラス編(日本農業新聞)
【返信元】 鳥獣害対策 カラス編(日本農業新聞)
2009年03月27日 16:12
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カラス対策(下)
ー 警戒させる工夫を ー カラスの被害を防ぐには、防鳥網で作物を覆うのが確実だ。網目75㍉以下の網を使用するが、ヒヨドリやムクドリも加害している場台は30㍉以下、スズメも防ぐなら20㍉以下の網を使う。 カラスのような大形の鳥では、テグスや針金などを飛来の邪魔になるように張っておくと、ある程度侵入を防げる。カラスが翼を広げると1㍍程度になるため、間隔はできればこれ以下とし、狭いほどよい。 各種の追い払い装置、CDやカラスの死骸(しがい)をつるすなどの方法は、一時的には効果があるが、比較的に短期間で慣れる。道具の種類や位置を頻繁に変え、カラスに警戒させる工夫が大切だ。なお、黄色のごみ袋の効果は、カラスにとって中身が見えにくいことだ。黄色が見えないとか、黄色を嫌うということではない。 カラスは移動能力や繁殖力が高く、駆除で生息数を減らして被害を防ぐのは難しい。カラスの駆除は、一部の個体を撃ち落とすという「本物の威嚇」を目的として、守りたい圃場(ほじょう)で、被害発生直前から被害期間にかけて銃器で行うとよい。 捕獲小屋を使う場合は、被害発生時期に加害個体を捕る。捕獲小屋で捕まるのは若鳥が主で、若鳥は自然状態でも死亡率が高いので、被害のない時期に捕獲しても労力の無駄になるためだ。 生ごみや家畜飼料、作物のくずなどはカラスにとって絶好の餌だ。これらの餌をきちんと管理し、地域の個体数の上限を低くしていくことも重要だ。 (農研機構・中央農業総合研究センター鳥獣害研究サブチーム主任研究員・吉田保志子) |
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