シリーズで伝えている、私たちがイノシシ対策実証実験に借りている栗園で、中遠農林事務所管内の市・町・農協・森林組合等の関係団体で組織する、中遠地域鳥獣害対策連絡会で、イノシシ用電気柵及び侵入防止柵設置実習を行いました。

本来ならば、自分たちで設置をするのですが、今回は連絡会の研修の場として使用していただいいたので、自分たちも労力の軽減と連絡会の実習と一石二鳥となりました。
また、ありがたいことに、地元上垂木区の皆さんも多数出席いただき、有意義な実習となったことは言うまでもありません。
電気柵は通常販売しているものを使用しましたが、鉄柵については、鉄筋の製造を主にしている会社から「実験的に作製し、販売に結びつけたい。そのために、実際の圃場を使い皆さんの要望を活かし、より良い製品にしたい。」との、ありがたい申し出をいただき、協力願いました。
＜圃場の目的＞
①未対策での放置区②草刈りを行った放置区③電気柵による対策区④侵入防止柵（鉄柵）による対策区の４ブロックに分け、それぞれの収穫量とイノシシ等の侵入を比較検証する試みを予定しています。
　　　
今回の目玉は、なんと言ってもこの鉄柵です。
これを元に、シカやハクビシンにも対応できるように、改良していく事を打合せました。

とことこぶしやさん、ありがとうございます。
２２日に自分たちが拾ってあと少ししか残って無いと思いましたが、連休最終日にも課内の方が行ってくれ、結構な量を収穫してくれました。
栗って木になっている量は多くないように見えて、結構あるもんですね。

対策圃場で拾ってきた栗で渋皮煮をつくってみました。
鬼皮をむく作業など、手間はそれなりにかかりますが、それだけに出来たときの喜びもひとしおです。
保存も効くので、これからの子供たちのおやつにつくってみては？

９月５日（土）日本農業新聞
２日（水）に行われた、対策圃場の様子が紹介されました。