まち本!の「報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~」
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報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~
【閲覧数】1,109
2010年04月21日 09:29
イッ

迷った時、ひらいてみよう。
困った時、読んでみよう。
当たり前の事を、おさらいしてみよう。
生きる智恵を学ぼう。
そうだ と思ったら他の人にも伝えよう。
(中略)
二人の会話から、生きる力を伝える
報徳のDNAにふれてみてください。
きっと心にスイッチが入る道筋が読み取れます。

(「心のスイッチ」冒頭より)

報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~

掛川商工会議所内の「スイッチ!掛川(掛川交流型産業創造会議)」は、多くの市民に改めて報徳スピリットを知ってもらおうと、『二宮尊徳夜話』より26の教えを選び出し、「心のスイッチ」を発行した。
「スイッチ!掛川」ブランド化担当の中田繁之さんは、「地域ブランドというと『ものづくり』をイメージしがちですが、地域固有の考え方や先人たちの知恵を地域ブランドとして次世代に伝えていくことが必要だと感じました」と発行への想いを語る。


「そもそもは、家族で岐阜県恵那市の岩村に出かけたのがきっかけでした。岩村は、江戸時代の儒学者佐藤一斎(さとう いっさい) の訓えを活用した地域活動を行っていて、各家の玄関先には『訓え』の抜粋が表札と一緒に並べられていました。それを見て、掛川にも『報徳』という財産があるじゃないか、と思ったのです」

道徳観の抜け落ちたような様々な社会問題が起きる中、「道徳と経済の両立」を説いた報徳の教えが注目されている。しかし、「至誠」「勤労」「分度」「推譲」など日常生活では使われない言葉が並び、さらには古めかしい言い回しなどに、「難しい」「ひと昔前」のイメージが付きまとい、「では、報徳とは何か」と問われても「よくわからない」という人が多いのも現実だ。

「報徳思想には、人として当たり前のこと、生きていくための知恵がつまっています。岩村では、小さな子どもにもわかるようにと絵本を作成していました。掛川でも報徳思想を現代流に解釈し直して、わかりやすく伝えるツールを作りたいと思いました。ちょうど、掛川商工会議所内の『スイッチ!掛川』で地域ブランドについて話し合っていたので、報徳のツール化を提案し、発行することが決まったのです」

苦労した点は、どのようにわかりやすく、かみくだいて、現代流に表現し直すか、という点だったと中田さんは語る。
「最初、優しい言葉の解説書のようなイメージで進めていましたが、メンバーで話し合ううちに『会話形式にしよう』という案が出ました。日常生活の事例を出しながら、現代の大学生と金次郎おじさんが会話形式で訓えをひもといていくのです」


今回、7,000部を発行。「『興味がある』『欲しいです』という方には、直接お話をして手渡ししたいと思っています」と中田さん。地域活動や企業研修などでも活用してほしいと考えている。
「各家庭に『家庭の医学』が一冊ずつあるように、『心のスイッチ』も当たり前においてほしいと思います。『掛川は報徳のまち!』と声を大にして叫ばなくても、内部から醸成し、会話の中に当たり前に『分度』や『推譲』の言葉が出るようになるといいですね」

「スイッチ!掛川(掛川交流型産業創造会議)では、今後「心のスイッチ講習会」を開催、多くの方に「心のスイッチ」を手渡しし、じかに想いを伝えたいと考えている。

[取材レポート:いいじゃん掛川編集局/河住雅子]

書き込み数は3件です。
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Re: 報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~
【返信元】 報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~
2010年04月29日 00:23
 冊子が届きました。シンプルだけどポイントは外していない。かみ砕いたエピソードを会話形式で伝えてくれています。

 これで心のスイッチが入る人が増えると良いですね。
Re: 報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~
【返信元】 報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~
2010年04月21日 14:49
了解!
送りますので少々お待ちを。
Re: 報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~
【返信元】 報徳スピリッツをブランド化~「心のスイッチ」発行~
2010年04月21日 10:50
 これは良い本が出来ました。入手希望。どうしたらよいでしょう?一冊送って~!