掛川市立中央図書館【公式】コミュニティの「2月13日の絵本」
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2月13日の絵本
【閲覧数】434
2012年02月13日 19:12
私事ですが、今日は市内O中学校の、朝のよみきかせにお邪魔してきました。
中学校でのよみきかせは最近盛んになってきて、うれしい限りなのですが、10分から15分の間に、できるだけ内容の濃いものを、と考えると本選びが大変です。
図書館でも、そんなご相談をされる方があります。
そこで、今日は、私が今まで中学校で読んだ本を3冊、ご紹介します。

『くまとやまねこ』
 湯本香樹実ぶん 酒井駒子え 河出書房新社(2008年)

なかよしの小鳥が死んでしまってから、くまは小さな箱を持ち歩きました。その中にくまは、小鳥を大事に入れました。
森の動物たちは、「小鳥はもう帰ってこないんだ。辛いだろうけど、忘れなくちゃ」と言います。
くまは、自分の家にとじこもって、暗く閉め切った部屋で昼も夜も、じっと座っているのでした。そんなある日…。

・・・よみきかせデータ・・・
対  象 小学校高学年くらいから
所要時間 おおよそ8分

小鳥が死んでしまってからの、くまの気持ちを表すように、初めのほうのページは黒一色で描かれています。その後、くまの気持ちの変化に従って、絵も色づいていきます。
大切な人の死を扱った作品ですが、最後には悲しみの中に希望が見える物語です。

『アンジェロ』
 デビッド・マコーレイ作 千葉茂樹訳 ほるぷ出版(2006年)

アンジェロは、年老いた壁塗り職人。ある日、作業をしている古い教会で、傷ついたハトを見つけます。なりゆきで家に連れて帰り、文句を言いながら手当てをしているうち、1人と1羽は大の仲良しに。
日が過ぎるにしたがって、体の衰えが増していく中、アンジェロが心配するのは、自分が死んだあと、ハトがどうなってしまうのかということで…。

・・・よみきかせデータ・・・
対  象 小学校高学年くらいから
所要時間 おおよそ10分

中学校で呼んだときに、「心に残りました」と感想をいただいた絵本です。
おとなの方にもお勧めしたい、心に響く物語です。

『人にはどれだけの土地がいるか』
 トルストイ原作 柳川茂文 小林豊画 いのちのことば社(2006年)

ロシアのある村に、パホームという名の農夫がいました。パホームも、その奥さんも働き者で、毎朝夜明けとともに畑に立っていました。
彼らの悩みといえば、いっしょうけんめい耕しているその土地が、自分のものではないということでした。
ところが、ある日思いがけず、土地を手に入れるチャンスがやってきました。
自分のものになった土地でいっしょうけんめい働くパホームのもとに、もっと安くてもっと広い土地が手に入る、という情報を持った商人がやってきて…。

・・・よみきかせデータ・・・
対  象 中学生くらいから
所要時間 おおよそ12分

人は、最後には自分の墓穴の大きさ分の土地しか必要ないのだ、という教訓のような物語です。
あまりお説教のようにならないよう、さらりと読んでみてください。
(YS)

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