「掛川型コミュニティビジネス」を考えようの「2/18フォーラム語録」
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2/18フォーラム語録
【閲覧数】1,521
2012年02月20日 09:53
2月18日(土)に開催された「掛川型コミュニティ・ビジネス想像フォーラム」には、100名を越える皆様にご参加いただきました。
身近に感じられなかった「コミュニティ・ビジネス」という言葉が、自分たちの生き方や活動のすぐそばにあるものだと感じていただけたようでした。
ご参加下さった皆さま、ありがとうございました!

講師の畦地履正(あぜち りしょう)さんの講演も非常に参考になるものでした。講演、事例報告、ディスカッション、提言まとめの中から、印象に残った言葉を拾います。


フォーラム語録
○畦地さんの講演より
【新聞バックについて】
・高知新聞で作る新聞バック。バッグそのものが地域を知ってもらう広告になる(出したい面が出せるように折り方開発)。
・お茶を売りに行ったら、お茶を入れていた新聞バッグの方が売れると言われた。アメリカでバッグショーに出展。
・新聞バッグの折り方の特許を取り、商標も抑えた。作り方教室、インストラクター養成講座、レシピ販売など、お金を生み出す様々な仕組みを作った。
・レシピをはさむクリップは地元で作る木のクリップ、入れ物は地元の縫製工場で縫ったもの、そのように地元で仕事が生まれる仕組みも作った。コミュニティビジネスにつなげていくことが大事。
・日本の手わざ、手仕事の活用と、お金に変える仕組みづくりをする。
【栗の渋皮煮】
・売る人が生産現場を知らなくては売れない。だから必ず四万十に来てもらう。
・「買いたいなら四万十に来てください。それでないと売りませんよ」という姿勢。どんな大企業でも。
・一個350グラムの栗の渋皮煮が高級食材として売れる。手をかけた分、高価で当然。手仕事、手わざを価値にすること。欲しい人は買いに来る。
・東京の時代ではなく、すでに地方の時代だ。
【コミュニティビジネスについて】
・ローカル、ローテク、ローインパクト。地域で、足元をみた産業づくりと、環境に負荷を掛けず、売上の一部を森林保全に活用。
・ビジョンを持つことが、コミュニティビジネスのスタート。
・コミュニティビジネスには、「キーマン」「モチベーション」「考え方(ブレない本質)」が重要。
・商品開発、流通開発、観光開発、すべて関連付けて行っている。

○「事例報告」「ディスカッション」「提言まとめ」より
・売れる商品にはストーリーがある。(中田)
・売る方は物語(付加価値)を伝えるのが楽しくてたまらない。(中田)
・出会いは必然。志のある者は出会う。(畦地)
・高知と掛川で物々交換ができればいい。(中田)
・地域の課題を地域の営みで解決、それがコミュニティビジネス。(佐藤)
・近江商人の「三方よし」の言葉のように、生産者、売る人、買う人の全てがよくならなくてはだめ。その基盤には、掛川の場合「報徳」がある。)中田)
・コミュニティビジネスは、地域の問題解決型。
・欲しかったら買いに来るはず。「欲しかったら四万十まで来い」という姿勢を貫くべき。来ない人と仕事をしてもうまくいかない。(畦地)
・後継者を育てるためにはカバン持ちからさせている。
・人材育成にだめだしは大事。いかんもんはいかん。引き出しが少ないからできないこともある。怒ることで考えるようになる。
・小さい単位で地域で循環することが大切。そうすれば外部環境に左右されない。(中田)
・自分のやってきたことがコミュニティビジネスだったと、言われて気づいた。このような場でいろいろな出会いがあること、それこそ大事。コミュニティビジネスをまん中で支援してくれるような場が必要。(西村)
・本人たちがコミュニティビジネスと気づいていない人たちの中に、コミュニティビジネスの芽がある。あとは、背中を押してあげること、人とつなげてあげること、発信のお手伝いをすること。いいじゃん掛川編集局は知らないうちに「人材発掘」「中間支援」の役割を果たしていたかもしれない。(河住)
・地域の課題を地域の営みで解決していくこと、小さくてもたくさんの活動や営みが循環していくことが、重要だ。(佐藤)

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Re: 2/18フォーラム語録
【返信元】 2/18フォーラム語録
2012年02月20日 10:09
2/18フォーラム【ご意見・質問コーナー】専用トピックを作りましたので、ぜひ、ご意見、ご質問などお寄せ下さい。講師の畦地さんのコメントが入るかもしれません。(#^.^#)

2/18フォーラム【ご意見・質問コーナー】