シュヴァルツネッガー主演のターミネーターという映画のシリーズがあります。
未来の社会では世界は人間対ロボッの覇権争いの戦争になっており、ロボット側が使者を現在の世界へタイムスリップさせて、人間側の強力なリーダーを生む前の母親を殺害しようと企て、人間側も使者を現代に送ってそれを防ごうとする話です。
技術の進歩により人工知能が意思を持つようになるかどうか、人間と争うようになるかどうか。
最近、人工知能の技術開発推し進めると、人工知能が人間能力を超えることで間の生活が後戻りできないほど変わってしまうのではないか…との心配が起 こっています。将棋や碁などのゲームにおいて人間は人工知脳に勝てないとか、人間には事案がかかりすぎて実質的に不可能なビッグデーターを短時間に分析し てしまう…など位なら問題がないのですが。
在では予想出来ない程にロボットの機能が高くなって、同じロボットを勝手に複製する能力まで持ってしまい、人間に抵抗し謀反を起こすようなことが起こらないだろうか…。
私はロボットが感情を持つとは思えません、根拠がある訳ではありませんが。例えば人間が幸福と感じる状況をパターン化し、メモリーに入れ、パターンに 合えば「私は幸福です」と云わせたり幸せそうな表情を作ることは出来る筈だが、幸福感そのものは無理ではないかしら。幸福感・恐怖・希望・憧れとかは、生 命維持のための感覚機能によるものだろうと私は思うので、ロボットには味わえない筈です。
もしあるならロッボットに恋愛とか臨死体験もあり得ることになりますが、私は無理だろうと思います。
しかし、脳の機能と心・自意識・責任感などとの関係は議論はあるもののまだ解明されていないので、それらを持ち得ない…とは断言はできませんが。
ガザニガの「私はどこにあるか。」、立花 隆の「臨死体験 上・下」に最新の研究が紹介されていますが、いずれも決定的のものはないようです。
ただガザニガは二元論(それらと脳とは別物)、立花隆は一元論に傾いているようですが、断定はしていません。ガザニガの場合は単に希望しているだけ…と云えるかも知れませんが。
私は脳とは独立して心・自意識・精神などが存在して居るとは思えず、からだが死んだ後に魂が残ることはあり得ないと考えています。しかし人間の脳と同じ人工頭脳の出現もあり得ない…とも考えています。生命体と機械の脳が同じになるのは不可能だ…と推測します。
ただし確実ではないので、脳の作用が100%解明されるまで人工頭脳の開発はどこかでブレーキをかけた方がいいのではないでしょうか。分岐点はまだ遠い将来だ…とは思いますが。 …………………
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