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2016年07月10日(日) 

   「人が宗教に求めるものは二つあると思います。一つは死をどう受け止めるか。もう一つは生きる意味とは何かです。」(2016.06.18 日経新聞の夕刊の記事に出ていた、浄土宗本願寺派の門主;大谷光淳の言)。

 

   かなりの人はそのようなテーマにはあまり関心を持つことなく、日々あくせくと動き回って一生を過ごしているように私には思えますが、その疑問に関心をもっている人に宗教が答えてくれることはいいことです。

 

   しかしその二つに関心があっても宗教に頼る人もさほど多くはないのではないでしょうか。そのテーマに関心を持っても、「そうだ! お寺に行こう」という発想も出てこない場合が多いでしょう。

 

   また神・天国・因果応報・死後の世界の存在などを信じることが出来ない人達も沢山いるでしょう。私もその一人です。

 

    門主は記事の中でさらに「都会で育った人はお寺と縁のない日常を暮らしてきたため、自分の家の宗旨さえおぼつかないケースがあります。だからといって 宗教を頭から否定しているわけでもないでしょう。葬儀に僧侶が立ち会うことに何らかの意味がある。そう思う人がいるからこそ《お坊さん便》は生まれ、 利用される筈です。ただ葬儀に僧侶の立ち会いを頼みたくても、それ以上の深い関係を持ちたくないという心理的な綾があるのかもしれません。」

   …………………

お坊さん便 とは

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E5%9D%8A%E3%81%9…B018HVTRXO

 

http://obousan.minrevi.jp/

…………………

   大谷光淳門主は気づいているのかいないのか、言及していませんが、日本の仏教の僧侶はキリスト教の神父に較べてターミナル・ケアーに参画することが少なすぎるように思います。

 

  諏訪中央病院の鎌田實と神宮寺住職;高橋卓志の共著「生き方のコツ、死に方の選択」には門主の挙げた二つのテーマが、答えがあるのかどうかは兎も角、議論の首題になっています。

 

   日本仏教の僧侶は墓地の経営や葬儀などの死後のことはほどほどにして、病院やホスピス・刑務所・看取りの行われようとしている家庭等にもっと出入りして死期に近い人々と付き合う方が多くの魂を救えるように私は思います。

 

   三菱京都病院(京都市西京区)では仏教系の緩和ケア施設から僧侶の派遣を受けているそうですね。
http://mainichi.jp/articles/20160703/ddm/013/040/03…00c?fm=mnm
http://sonae.sankei.co.jp/news/article/150606/n_lif…01-n1.html

 

  仏教の為にも、これがもっと拡大した方がいいでしょうね。

 

 

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閲覧数1,203 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2016/07/10 09:15
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2016/07/10 21:35
    shinobiさん
    私は宗教を信じているわけではありません。
    でも信頼しています。
    自分が死んだら真っ暗になって永遠の終わりと思う反面もともと自分の魂っていつから存在しているのだろうと思います。
    宇宙の存在、宇宙が出来る前は何があったのだろう、現在の宇宙の外には何があるんだろう?と考えるとどうしても神の存在に行き着いてしまいます。
    NHKのEテレでモーガンフリーマンの「時空を越えて」という番組を見ていますが難しいですね!
    次項有
  • 2016/07/10 22:32
    鉛筆コッチさん
    > shinobiさん


    信じておられるのは宗教というよりは神ですね。

    私もビッグバンの前からこれまでの永遠の真理なるもの、あらゆる事象を1本に結びつけ得るもの(神といっていいのかどうか)はあるだろう…とは思っています。

    感覚的なものですが、若い頃に詩を書いたことあります。

    http://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/blog.php?key=730944


    NHKの番組は知りませんでした。おもしろそうですね。15日22時の放送をカレンダーに書き込みました。

    .
    次項有
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