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2017年04月23日(日) 

中日新聞サンデー版300文字小説を読んで写したくなりました。

            散歩道   印東 由紀

 10年前、大きなお腹を抱えて一人で歩いた道。

 9年前にはベビーカーを押して歩いた。8年前には手をつないで歩き、7年前には再び大きくなったお腹を抱えて歩いた。

 それから、両手をつないで歩くようになり、さらに人数が増えて二本の手では足りなくなった。

 春にはアゲハを追いかけ、夏にはセミの羽化を観察した。

 秋にはバッタやカマキリを捕まえた。

 いつも誰かと一緒だった。

 今日、一番下の子が保育園に通い始めた。

 園まで送った帰り、私は久しぶりに一人で歩いた。気軽だな。そう思った時、前方で蝶(ちょう)が舞った。

 「まあ、見て! ギフチョウよ」

 興奮気味に声を上げた私に、通りすがりの初老の女性がクスリと笑った。

                              (愛知県春日井市・自営業・37歳)

×         ×

 ほんわかした光景が目に浮かび、 今度生まれて来れたなら 女性に生まれて赤ちゃん産んで、こんな思い出が出来たらいいなぁっと思いました。 

 


閲覧数1,241 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2017/04/23 16:30
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2017/04/23 23:22
    出産、育児、子育て・・・。
    何気なしに、やっているようで、女性の力は凄いですね。
    その大変さを考えると、ずるい私は考えちゃいます。
    今度も、男として生まれて、女性を愛する方にまわりたいです。
    次項有
  • 2017/04/24 15:20
    隣のとろろ園さん
      ありがとうございます。
    男性ならだれでも来世も男と生まれて女性を愛したいですね。
    私は文字通りの産みの苦しみを経験するのもいいなと常々思っていましたので来世は女性に・・・も悪くはないですね。
    次項有
  • 2017/04/24 21:51
    私も読みました。
    若い時、こんな気持ちの余裕を持てなかったです。
    この方はきっと今幸せなんだろうなあと思いました。
    こんな心で子育てしたら、きっと思いやりのある子供さんが
    育ちますね。遅かった・・・・・
    次項有
  • 2017/04/25 09:15
    みつちゃんさん
    ありがとうございます。
    小説だから実話か分かりませんが、みつちゃんさんと同じ気持ちで、この方、今幸せだろうなと思ったら書き移したくなりました。
    みつちゃんさんの気持ちは子供さんからお孫さんへ伝わっていますね、ブログからわかります、うれしいですね。
    次項有
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