? 思い出そうとしても どうしても思い出せない遠い過去がある それがどういう記憶なのか いつ頃の記憶なのかどうしてもわからない その頃の自分がどうだったのか 自分が若かったかどうかもわからない むしろ年齢があったのかもわからない 地球があったのかもわからない いや どの宇宙だったかもわからない また なぜ俺がこの場所でこの歳で この家に住んでいるのかわからない 今の現状からたぶん推測できることもある 2人の息子を育てたらしい その母親とその前に結婚したらしい それも遠い彼方へ行ってしまった そして遠い彼方へ行くことになる その時 この頭はどこに行ってしまうのか わからない 今の頭がどこから来たのかもわからない 自分の存在がわからない この世の存在がわからない
× × 筆名「空 流雲」さんの詩集37枚目を写しました。 写し間違い御免なさい。
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