「となりの芝生は蒼くきれいに見え、となりの畝のイチゴは真っ赤で大きくおいしく見える」掛川市西大渕大渕の萩原農園にてイチゴ狩りです。章姫は1600円、アイベリーは2000円とのことで、ちょっと迷います。しかし、せっかく来たのだから「巨大イチゴが食べたい」ということでアイベリーをお願いしました。ヘタ受けの箱と練乳チューブまるまる1本をもらい、いざビニールハウスへ。案内されたビニールハウスは貸し切り状態、「この畝が一番熟していておいしいですよ」と奥さんが教えてくれました。 イチゴ狩りの心得として大事なのは「最高においしいイチゴを見極めて食べること」です。イチゴはけっこう水分があるのですぐにお腹一杯になってしまいます。そこで40分食べ放題とはいえ、おいしいものを厳選しなければなりません。なるべく大きく、真っ赤に熟しているイチゴを見つけ、裏側までしっかり赤くなっているか確認してからいただきます。口いっぱい開けないと食べられないような大きいアイベリー、噛むと一気に甘酸っぱい果汁が「ドバッ」と口のなかに広がります。年一回かぎりの至福の時です。 おいしそうなやつを探しながら一歩ずつ進むのですが、ここでどうしても隣の畝が気になります。どうもとなりの畝の方が大きくて赤くておいしそうに見えるのです。そこで大股で跨いでとなりの畝に移動して探し出します。すると、今度はまたさらにとなりの畝の方がおいしそうに見えるのです。そんなこんなでハウスの端っこまできて、結局奥さんから勧められた畝が一番おいしいとこがわかりました。折り返しは浮気をせず、今度は練乳をつけたアイベリーを堪能しました。最後はお腹パンパン、にこにこ顔の大満足のイチゴ狩りになりました。これで当分の間イチゴは食べなくても我慢できそうです。我が家ではイチゴは子ども達に食べられてしまって、お父さんの分は残っていないので・・・。