2日、JR北海道石北線の踏切で断機が下りないまま特急列車が通過するトラブルがあったそうです。当時、周辺は水に漬かっており、それで列車の通過で自動遮断するシステムが作用しなかった…と見ているとか。
このニュースを見て私は驚かされました。安全設計の基本が忘れられている…と。
いかなるシステムには故障は存在します、と云うより故障のないシステムなんてあり得ない筈です。
停電その他の何らかの理由でシステムが機能停止した時、どの状態で停止させるのかは設計段階で検討して、安全な設計をすることは常識です。例えばモー ターの回転速度の制御装置が故障した時、モーターを停止させるのか、髙い方の速度で回転を続けるのか…です。それはモーターの使用目的によります。例えば それが心臓の代わりをしている血液ポンプを回している場合は決して止めてはいけないはずで、適当に調節されていなくても動いていることが必須です。
踏切の自動遮断機は上がった状態で停止させるか、下がった状態で停止させるか。
故障して下がったままだと通行が遮断されて不便ですが、それだけのことです。上がったまま停止させると列車は来ないと判断して突っ込む人がいて危険です。したがって、少々コストが高くなっても故障では下がったままにするのが、常識だと思っていました。
したっがて、私は踏切の手前での一旦停止はやらないことが多いです。しかもレールは道路よりも髙い所にあることも多く、上り坂で停止すると発車時エンストする可能性がある(私の車はマニュアルシフト)ので却って危険だろうと思っています。
対向車が踏み切りに進入しつつある時は速度を落とすことさえしません(お巡りさんがいなければ)。
したがってこのニュースはショックです。
今度からは一旦停止して窓を開け、左右確認をすることに改める必要がありそうです。
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