10月の半ば頃から顔面神経麻痺に罹っています。顔の左右のバランスがおかしくなりました。右目を閉じるウインクはできるが逆は出できない、口笛を吹こうとすると、突き出した口が右によってヒョットコ面になります。
私は肺気腫になっているので、口すぼめ呼吸をして内圧を高くして空気を吐き出す必要がありますが、空気が口の左端の方から漏れてしまい、息き苦しさを防ぐことが難しくなります。
時々左耳から幻聴が聞こえます。
何科に行っていいか判らないので、取りあえず毎月通っている呼吸器内科のSクリニックへ。
S医師はちょっと調べて、すぐに市立総合病院へ行け…との指示。
総合病院は下手をすると病棟まで大分歩かされる駐車場に駐めることになるので、私の車をクリニックに置かせてもらってタクシーで行くことにしました。
市立総合病院の初診受付け時間(10時まで)を少し過ぎていたので、救急受付へ行けとS医師は地図をくれました。タクシー運転手さんは病院で車椅子を呼んでくれ、私はボランティアに椅子を押してもらって救急受付へ。受付にはS医師から連絡が入っていました。
受付ではご家族は?…と。ボケ老人一人では頼りない…と思ったのでしょうね。丁度体操教室に行っていた家内は、ケータイをどこか荷物の中に入れていたのでしょう、何度目かかけた後にやっと向こうから応答がありました。大分たってから病院に来ました。
病院では時間をかけて(能率が悪いため)種々調べてくれ、顔面神経麻痺だと告げられたのはもう15時を過ぎていました。ウイルス性で重厚な場合はすぐに入院してステロイドの点滴をやるのだが、それほどでもなさそうだ…と薬を処方してくれました。顔面神経痛なら聞いたことがあるが、顔面神経麻痺なんて聞いたこともない。大したことはなさそうだから気にしないでおこう。
昼食がまだだったので院内のコーヒーショップ・ドトールで夫婦共に軽い昼食。
Sクリニックに車をとりに行くのは面倒なので、家内の車で帰宅しました。翌朝、買い物に出る家内に送ってもらって車を引き取りに…。
熱もなく身体がえらいわけでもない病気(?)で一日がつぶれました。
あれから一ヶ月少し。息漏れとヒョットコ面は治りました。ウインクはし難いが、平生ウインクなんてやることもないので全く支障なし。幻聴も極くたまに聞こえるだけだし、うるさくもないのでこれも問題なし。
12月半ばまでの投薬で終わりになるようです。
いろんな病気があるものですね。
しまった! ヒョットコ面の写真を撮っておくのだった。もう遅い。
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