昨年のNature誌に低放射線量の人体への影響についての論文が掲載されました。
低放射線被曝は健康にいいとされるホルミシス効果はないようです。また小出裕章氏(原発のウソの著者)やKarl Z.Morgan氏の主張する、低放射線量の被爆は人体への影響が大幅に増える…との説も間違いのようです。
結局は被爆放射線量と人体への影響は高放射線量域での相関関係が低放射線量域にもそのま外挿して当てはまるということ、したがって従来からもあったLNT説が正しいという至極平凡な結論のようです。
低放射線の被爆の影響は、被爆以外の影響に比べて小さいためにそれらの中に埋もれてしまい、その僅かな影響を確認するためには多量のデータを使って統計的な検定をやらないと判らない…という問題があります。
上記報告では30万人のデーターで解析されましたが、白血病では被爆により患者が増えることが確認されましたが、ガンに関しては患者数は僅かに増えるが統計的に有意(意味がある)ではないようです。30万人分ではデーターが不足だ…と云うことです。
小出裕章氏はネット上で反原発派の寵児としてもて囃され、彼の主張が被爆者達のストレスを高めましたが、その主張は間違いでした。
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