2016年10月6日 房日新聞社・読者コーナー通算78本・今年7本目の投稿 それでは原文を公開します。 9月8日の館山の市議さんの投稿について。 その後、さまざまな読者の方からの投稿がありましたが、私は国・地方で個人的に存じている議員・政治家の方を通じてという点から、思うところを書きます。 この市議さんがおっしゃるとおり、女性の議員が増えてほしいという想いは同じです。しかし、職業としての議員は女性に向いている、という部分は疑問符であります。 私は政治を志す方は、覚悟と信念があってだと思います。 覚悟の部分で。 政治家・議員を目指すにあたって、本人はもとより、まわりの家族や親戚、知人、友人、裏方になる方に至るまで、犠牲を伴うものと思います。 自己犠牲という言葉がわかりやすいかもしれませんが、それを乗り越えての覚悟ではないでしょうか。 信念の部分で。 政治家・議員を目指す方は、何かのきっかけがあって、政治を志すと思います。 そのきっかけというのが、ベースになり、信念としてぶれない振る舞い、つまり、途中で方針転換しない言動ではと想像します。 これは男性であれ、女性であれ、志すにあたって避けてはならないのではないでしょうか。 ご承知の通り、今年は地方政治行政に対する厳しい話題が、連日、報道されます。 お金の問題は、議員・政治家としての活動と、一個人の生活、つまり、公私のバランスが求められます。 特に選挙に至っては、裏方の人材、もっともの問題で供託金をはじめとするさまざまな資金の問題は、面接官である有権者の目に留まる以前の段階で、可能性が決まります。 どんなに覚悟と信念がしっかりしても、人材と資金の問題で断念をされる方は少なくないと思います。 一方で、全国的にこれから地方議会議員の成り手不足の問題がでてくると言われています。 断念の部分をクリアにするためには、議員・政治家を目指す機会を失わない、社会的な仕組みが必要に思います。 男性であれ、女性であれ、気持ちが強い持ち主が、一番、求められているように感じます。 |