日本の首相は国会で多数を占める政党の党首がなるのが普通です。各政党は国会議員の選挙において公約を作成して党のホームページなどにより国民に知らせます。中身は単なるキャンペーンでしかなくて具体性の乏しい項目も結構多いのは残念ですが、一応国民に約束する形式を採っています。
今回のアメリカの大統領選挙で日本とは随分異なる印象を受けました。
立候補に際して所属政党の承認が要らない。したがって所属政党と政見の違いがあっても問題なし。違いが多ければ所属政党の応援が得られないことがあるが、応援が少なくても当選することはあり得ることが今回の結果が示しています。
トランプ氏は選挙演説やツイッターでいろんなことを云っていますが、時々内容が変わるので、公約ではなさそうです。それらに依って一部の層から支援されて当選しましたが、公約がないので、支援した人達が満足する政治が出来るのかどうか判りませんね。
当選後の支持率は大分低いようです。マスコミの調査では選挙前でもそうでした。
トランプ氏が指名した長官達はトランプ氏とは異なる方向の意見の持ち主も結構いるようです。トランプ氏が長官達を説得するのか、その反対か。普通なら面白がって見ていればいいのだが、米国大統領ともなれば世界への影響力が大きいです。
世界中が不安を持って眺めています。米国でも選挙公約が欲しいですね。その方が先が読める。
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