少しずつ葉を落としてきている丘陵の山裾に絡みついたツルに、鹿の子菓子のような赤い粒が
沢山ついた実がぶら下がっています。
「万葉集」にも、”さねかずら”とか”さなかずら”の名前で登場します。
この植物のツルが伸び互いに絡まったりするところから「共寝をする」「絶えずい会う」などなかなか艶っぽい
意味でつかわれます。
このツルを切ると粘液が出てきます。
これを鬢付け油(整髪料)の代用に男性も使ったので「美男蔓」の別名があります。
また、紙すきの際に原料のミツマタなどのパルプが均一に広がるように用いる糊にも用いたといわれています。