昼休みに涼しい木陰で休もうと、神社の境内で弁当を広げると前の木の横枝に、ふわりと黒いものが飛んできて止まりました。「やっと出会えたね」ここ数年まともに対面することがなかったアオバズク。青葉の茂る4月の下旬に日本に渡ってくるフクロウの仲間です。夜になると「ホッホッ、ホッホッ」と二声ずつ鳴くので、存在は知れるのですが、昼間はひっそりとしているのでなかなか分かりません。そっとカメラを三脚にセットしてファインダーを覗くと、黄色い丸い目がこちらを見ています。とにかく落ち着いて、周囲は暗い境内でおまけに曇り。仕方ないから感度を上げて「しまった」レリーズを持ってない。セルフタイマーをセットして、連写です。なかなか正面で撮らせてくれません。こいつのすごさは、体を前に向けたまま首を後ろまでねじれること。きょろきょろきょろきょろ首が良く回ります。最後は、巣穴の下に這って来た1m余りのアオダイショウにアタック。NHKの「ダーウインが来た」のクルーだったら、いいショットが撮れただろうな。