大日如来像の正面に座りずっと目を見つめていると何か大きなものに見守られているような気持ちになります。安心感に包まれてほんわかと気持ちよく、心穏やかになります。不思議です。京都駅の南西に位置する「東寺」に参拝してきました。初めての参拝だったため、交差点を曲がって五重塔が見えたときにはかなり興奮しました。近くでみるとその精巧さに昔の名工たちの技術の細かさに驚きます。もしかすると現在よりも建設当時(江戸時代かな?)の方が技術度は上だったのかもしれません。弘法大師が祀られている社も茅葺屋根の格式ある雰囲気です。 大日如来、阿弥陀如来とにらめっこしていたのは金堂と講堂です。堂内に入ると空間の大きさと高さに圧倒されます。 参拝している方も少なかったため、如来像の正面に腰を下ろして15分くらいずっと目を見つめていました。いままで仏像などにはまったく興味がなく、知識もゼロです。仏像関連の本などを購入する人達の気持ちがまったくわかりませんでした。しかし、仏像を見ていることで癒される感覚がわかりかけた気がします。年齢を重ねてきたからでしょうか?個人的には毘沙門天や阿修羅などの熱く燃えるような表情の仏像よりも、大日如来や阿弥陀如来のように穏やかな表情をした仏像のほうが好みです。もしかすると仏像にはまってしまうかもしれません。