12日に地域の高御所町づくり委員会主催のハイキングに行きました。高御所町づくり委員会は、新病院が地元にできるのに伴い大きく変わってゆく地域のことについて話し合って行こうと作られたもので、これまでも地域の看板規制やホタル観察会、土地利用の取り決めの方向などについて話し合ってきました。今回の企画は、高御所にある曹洞宗寺院の中では市内で最も古い正法寺の開創のきっかけとなった僧侶が座禅を組んだとされる、「袈裟掛けモミ」と横須賀藩と掛川藩の交易路となった「腹摺り古道」を訪ねるハイキングです。当日は、気温が低い日でしたが風は少なく絶好なハイキング日和です。集まったのは「老若男女」ならぬ「老熟男女」14人プラス犬二匹。コースと袈裟掛けモミの説明の後出発です。袈裟掛けモミは樹高25m以上で二本の木が途中でつながっていて市内のモミの木では一番大きな木です。大人三人で手をまわしていっぱいの太さです。モミの木を見たら腹摺り古道に向かって細い杉木立を歩きます。いよいよ牛馬が腹をするほど急だったといわれる腹摺り古道です。両側が切り立ったがけで昔の人が切り開いた苦労がしのばれます。峠には明治時代の初めに立てられたお地蔵さんがあります。帰り道で実のついたキチジョウソウを見つけました。この草は日陰でもよく育つので日本庭園の下草に使われます。なかなか実がつかないので、この草に実がついた家には吉祥があると言われ吉祥草という名前が付きました。参加者の家庭にもきっといいことがあるでしょう。帰りは時間があったので、皆で新病院の敷地にあるキツネの巣穴を見に行き外観がすっかり完成した病院の脇を通り帰りました。400年の命をつなぐ袈裟掛けモミ、昔の交通の要衝、病院という新しい施設とそこで命をはぐくむキツネ。新しい社会の動きのなかで地域の豊かな自然をこれからも残して行きたいねとみんなで話して解散しました。