今日は自然観察ネットワークの観察会でした。長間の山の中ではキビタキが大きな声でさえずっているのですが、なかなか姿がみられません。モリアオガエルの卵は小さなため池上に12個見つかりましたが残念ながら親の姿はなく、モリアオガエルの親を狙って現れたと思われるヤマカガシが木に登っていました。
付近の木にはテイカカズラのツルが巻き付きよい香りをいちめんに漂わせています。テイカカズラの名前は、式子内親王
に恋をした藤原定家が死後にツルになって内親王の墓にまとわり付いているという謡曲から来ているようです。死んでもツルになってお墓にまつわりつくほど定家は、ストーカーだったのでしょうか。
花は卍型の一枚の花びらで、落ちる時はくるくる回りながら落ちてきます。こんなまがまがしい話から名前が付けられたとはかわいそうな植物です。