その2からつづいている話。 ある時、緊急の連絡で職場の上司から、夜遅い、たぶん11時近い頃だったと思う、電話のベルなった。 遠くて近い(意識的には遠いつもりでいるが屋根が同じところに住んでいる)義母が出た。 義母は誰かわからんけど男の人から電話だと言った。 職場の上司といっても以前の職場の上司だったので、その人もうまく説明しなかったかもしれないが。 義母から私に電話をかわった途端、上司は言った。 「いまの娘さん?」 私「ム、ム、ムスメ?」 あのさー、義母と幼稚園児とちがいすぎない??・・・ じゃあ私のウグイス気取りの声よりかもっと素晴らしいウグイスを夜に演じているってわけ?! どおりでふだん私が家で電話にでると、義母と間違えられて「あんた はあ (氷川)きよしちゃんの新曲聴いた?」とか「ねぎある?」とかそのまま話をするご近所のヒバリさんやメジロさんが多いってわけだ。 うちではウグイスの座は義母にとられている。 しかし、ウグイスとは似ても似つかぬ、超アルトの死にそうな声で電話に出るケースがある。 つづく。 |