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その後コウタくんのホームページは閉じられたが、半年くらいするとハガキが届いた。 6座のフルマッチはなかったが、5座マッチの臍帯血(さいたいけつ)がみつかり、移植をおこなったところ、いま順調にいっているとのことだった。 フルマッチでないと拒絶反応が起きやすいが、コウタ君はなんとか大丈夫だったらしい。 それからまもなく私も骨髄バンクに登録した。 そしてその2年後、私に骨髄バンクから重たい書類がとどいた。 赤紙だ。 誰かが私の型と合って、私は提供者候補(ドナー候補)となったのだ。 折しも、大きな仕事を抱えて睡眠時間が4~5時間の日がつづき、フラフラになっているときだった。 生まれてはじめて、過労死を意識している最中のことだった。 つづく |