愛知県のガソリンスタンドに寄ると、店の入り口にイワツバメのヒナが3羽段ボール箱に入れてありました。給油中に見ていると親鳥がえさを運んで来て雛たちにくれています。このスタンドの天井には60個くらいのイワツバメの巣があって、子育ての最盛期にはうるさいくらいの親鳥が頭の上を飛び交います。スタンドの話では、巣が壊れて落ちてしまったので段ボールに入れておいたら親がえさを運んでくるようになって、ここまで大きくなったそうです。特に夕方になるとスタンドに明かりがつくので、そこにたくさん虫が寄ってくるので、親鳥は十分餌をあげれるので大丈夫だそうです。
イワツバメは、私たちの家に巣を作るツバメとは違って、もともとは高山や海岸の岸壁の岩棚に徳利型の巣を作っていましたが、次第にコンクリートや鉄骨の壁や橋げたを利用するようになり、今では町中でも見られるようになりました。
また、以前は夏鳥で冬は東南アジアで過ごしていたのですが、最近は住めば都と冬でも元気に飛び回っている姿をよく見かけるようになりました。さて、このヒナ達。くちばしが黄色いのをのぞけばすでに大人のいでたち。一人前の姿で大きさもよく肥えているので飛び立つのももうすぐでしょう。