猛暑の影響か今年のサザンカはどこの家の垣根も見事に花を付けています。我が家のサザンカも満開で毎日メジロが蜜を吸いに来ています。さて、サザンカとツバキは似ていますが、ツバキはあまり人家の庭には植えられません。これはサザンカは花びらが別々に散るのに対して、ツバキは花がそっくり落ちるので、「首切り」を連想することから嫌われているようです。花の形は蜜を吸いに来る鳥たちにも好き嫌いをされます。サザンカは花びら平らに開き、おしべも離れているので体の小さなメジロでもおしべの元にくちばしを突っ込んで蜜を吸えます。ところが、花びらがあまり開かずおしべの元がくっついているツバキは、メジロではくちばしが届かないので蜜を吸いに来るのは体の大きいヒヨドリになります。樹齢45年になる我が家のサザンカ来年は引っ越しなので、花が終わったら枝を詰めて小さくします。