秋に咲く野菊の仲間には似たものが多く、区別が大変です。掛川市でもこの季節に紫色の花をつける野菊は、身近なものでもノコンギク、ユウガギク、ヨメナの三種類があります。それぞれ葉っぱの形や花のつき方が違うので、図鑑で確かめれば見分けることができます。その中でも畑の脇などもっとも目につくのがヨメナです。和名の嫁菜は若芽が食用となり美味しく、しかも優しく美しい花をさかせるためにつけれたと言われてます。嫁には婿が必要で、同じく若芽を食用にするシラヤマギクを婿菜と呼びます。花を比べると紫のたくさんつけて大きなかたまりになる嫁菜に比べ、婿のほうはまばらな白い小さな花をつけて背丈が高くひょろひょろとしていていかにも頼りない。