立ち寄るスーパーには沢山の鏡餅やら注連飾りやらを見かけ、否が応でもお正月がすぐそこにまで来ている事を感じさせられます。 子供の頃はお正月準備の一つに、年末のデパート(このデパートいうセリフもあまり聞かなくなりましたが)への冬物衣類の買い出し?がありました。買って来た衣類は帰宅後に一度だけ袖を通させてはくれるんですが、直ぐに「後はお正月にね」と言って仕舞われてしまいました。そう、今と違って衣類は度々買えず、年末に一張羅?を買い、お正月に初めておろす(着始める)のが当たり前でした。 今の方が圧倒的に裕福なんだろうけれど、お正月に真新しい服を着られるっていうワクワク感は楽しかったなぁ。 ◆注連飾り お袋が元気だった頃は「お正月飾りは男が飾るもんだ」と言われ、面倒だなぁと思いながら渋々やっていました。オマケに忘れていると「一夜飾りはダメだよ」とも言われてましたね。もちろん今も僕が一夜飾りにならないように飾ってます。 ◆お節料理 我が家のお節料理はお袋が姉貴達と一緒に準備していたけれど、ただ一つ、きんとんだけは何故か親父が料理していました。普段料理なんて全くしなかった親父が台所でゴソゴソやっているやのを、不思議そうに見ていた事を薄っすらと覚えてます。そして親父が作ったきんとんが絶品だった事も覚えてます。でも、なんで親父はきんとん作ってたんだろ?親父もお袋も他界した今となっては、我が家の永遠の謎となっています。 因みに今は黒豆や田作り、きんとんもスーパーで買って済ませてますが、きんとんたけはちょっぴりお高いもの買ってます。 |