今年は大寒が過ぎても富士山は真っ白にはなりませんでした。エルニーニョの所為ですかね。
1月も末になって真白になった気配なので、一昨日行ってきました。天気予報では晴れなのに、途中、富士山頂は雲のなかに隠れていて見えず、富士市の岩本山公園付近まで来てやっとみることが出来ました。
我が家で昼頃に来客予定がはいっていたので、すぐに引き返しましたが。
【蛇足】
「田子の浦にうち出でてみれば白妙のふじのたかねに雪はふりつつ」
短歌は目に見えたものだけを題材にしなければならなうわけではありません。しかし、上記の句では降りつつある雪は富士に登っていなければ見える筈が ないものです。富士に雪が降っている時は富士は雲に隠れて見えません。見えない富士に雪が降っているか雨が降っているか、はたまた雲の上は晴れているの か、田子の浦から見ても判りっこありません。…といってもここの歌の価値を下げるものではないでしょうが。
「田子の浦ゆうち出でて見ればま白にそ富士の高嶺に雪は降りける」
これは前に降った雪で真っ白になった富士がみえたのですから、問題なしです。
添付の写真は「旅をして岩本の丘に登りて見ればま白にそ富士の高嶺に雪は降りける」です。
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