■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/blog.php?key=827811
2016年06月30日(木) 

   放射能汚染の問題で、感覚的に原発は嫌だ!と思っている人沢山いる筈です。被害を受けても見えず、症状が出てくるまで長期間かかる。被害の中でも陰険です。日本は原爆被爆国ですからね。

 

  しかし好き嫌いは投票には影響するでしょうが、議論の対象にはならない。ここでは技術的な面のみを扱いたいです。

 

   発電方式はいくつもあるが、それぞれの事故の危険度についての技術的比較データーをまだ見せて貰ったことはありません。世の中には絶対安全…なんてものは存在してはおらず、必ず何かしの危険性を持っています。

 

    原発事故の危険性は説明の必要はないでしょう。ただ今回の事故の原因は非常電源装置が津波で浸水して使えなくなったためであり、それさえなければ今回 の事故はなかった…と私は解釈しています。過熱による蒸気圧放出バルブの問題、水素爆発、燃料のメルトダウン等々も浸水さえなければ、事故は起こらなかっ た筈です。

 

   勿論、振動がもと激しければ、配管が抜けたり、可動部分が動かなくなったり、炉が転倒したりする危険性は当然にあるでしょうが。

 


   一方、今回の地震で農業用ダムの決壊で10数人の人が亡くなりました。
クロヨンダムが決壊すれば、流域で大きな被害が出るでしょう。

 

 

   また、漁船用の燃料タンクから燃料が漏れて、何日か海面で燃え続けました。本土から離れた気仙沼大島も延焼により山火事を起こしました。

 

   この事故は燃料タンクが水に漬かったことによる浮力で台に止めるためのボルトが緩み、浮き上がって水の勢いで転倒したのが原因だと思われます。


   海岸に設置されている巨大なLPGタンク。直径、高さ共に数10mのタンクがズラリと並んでいます。LPGは液化されていても比重は水の半分です。 巨大タンクにかかる浮力も巨大です。水に漬かっても浮き上がらないように十分に考えられているのかしら。配管なども心配です。

 

   水素分子は水素原子2個からできていますが、LPGの主成分であるプロパン分子は同じ体積中に水素8個、炭素3個がはいっています。火がついた特の爆発 力は水素爆発の何倍にもなります。ガスの比重は空気よりも大きいので水素のようには大気には拡散せず、地面や水面を這うように流れて行き(目には見えな い)、火元に届くと一挙に爆発します。大勢の人達が一瞬にして命を失うでしょう。

 

   最近は地下にトンネルを作ってそこにLPGを貯蔵しよう…との動きがあるようです。確かに安全サイドでしょうね。


   しかし、水力ダムにしても、地下や地上のLPG貯蔵基地にしても、下に活断層がないことを十分に確認しているのかしら。

 

   これらの危険性は技術問題です。数値化可能な筈です。

   原発を全廃するのか1/3残すのかを議論する前に、危険度の計算・比較をやって貰いたいものです。もうやってあるなら広く公開して欲しい。…でないと進路を間違える可能性があります。

 

.


閲覧数514 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2016/06/30 18:08
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
コッチさん
[一言]
果報は寝て待て
■この日はどんな日
書き込みはありませんでした。
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み