金メダルが取れず、皆さんの期待に答えられずゴメンナサイ…と選手は泣きくじゃる。TVで応援していた地元の人々はよくここまで頑張った…とか、笑って帰ってきて欲しい…などと云う。幼い子どもまで誰から教わったか「元気を貰った…」とませた言葉。
お互いに慰め合って和を尊ぶ、これは素晴らしいことだが一抹の寂しさを感じます。日本中が優等生になってしまったような気がします。
中には、金メダルの実力を持っていながら負ける…とは何事だ! 弛んでいる!と叱咤する人、銀メダルでも十分にすばらしいものであり、がっかりした顔を止めてくれ…と 言い返す選手があってもいいような気がします。
少しニュアンスは違うかも知れませんが、私はたまにTVでしか見ないプロ野球においても、審判の間違いだ…とクレームを付けに行くが、言い返されて引き下がる、紳士的監督が多いようですが、彼らも優等生。
たまには審判の胸ぐらを捕まえたりして退場を宣告されたりする熱血監督もいます。監督が退場を命じられた時に、残った選手はその残り試合でそれまで以 上に頑張ることが多いのではないでしょうか。プロスポーツにおいては優等生でない監督が少しいた方が面白い…と私は思います。
純潔高校野球では困りますが…。
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