「最期に、本当の極論です。財政は破綻しません。少子化が進むと、日本人の人口は減り続け、最後は一人になります。その人は、1700兆円の個人金融 資産を相続します。国の借金が1000兆円あるので、同額の税金を徴収されるでしょうが、手元に700兆円あるので、豊かな一生が送れるはずです。
「財政赤字は、将来世代に増税することになるので世代間の不公平だ」と言われます。その部分だけを切り取れば、その通りですが、日本人の高齢者は(平均すれば)多額の資産を残したまま他界し、遺産を遺します。それも考慮すれば、世代間不公平など存在しないのです。」
暴論ですね。本人も極論と云っているのですから、そのような面もある…といっているだけだとは解釈しますが。 (しかし上記の主張を覚えておけば人をやっつける役にたてることが出来るでしょう、意味のある議論にはならない…とは思いますが。)
しかし、反論だけはしておかないと…。 まあいいや…と放っておくとボケ老人に近づいたことになります。
仮に減って行ったとします。あたりは住み手のない空き家や、かっては活況を呈していた工場の廃墟だらけになるでしょう。鉄道や高速道路も朽ち果てている でしょう。それらの不動産は無価値になっている筈です。流通しにくくなった円の価値も低下して行くだろうと思われます。
その前の現在のことを考えましょう。老人は生きていくために多額の医療費を使い、また介護施設に入る費用を使います。本来なら社会生産・社会資産を生 み出すことに使われる若い人達の労働力が非生産的な役立たず老人の介護に使われます。経済的な価値を生まない無駄な活動に資産が消費されるわけです。私も すでにその領域に入ってきています。
またぼけ老人が増えて振り込め詐欺によって老人の資産は減少します。最も詐欺に遭った資産は縁者には渡りませんが、詐欺師たちの懐を豊にしますから、資産価値には変化がない…と云えるかも知れませんね。(この節は余分)
少子高齢化の将来に何かメリットがあるかどうか考えて見ましたが、ありそうに思えません。少子高齢化を進めるべき理由はないでしょう。
製品、食料や燃料の需要は減少するので、自動化を進めても利益は減ります。生産業は衰退するでしょう。サービス業は?
もっと考えるべきかも知れませんが、いずれにしても有効な少子高齢化防止対策が必要だろうと思われます。
反論になっているかしら。
. |