このところ、天気が良く星を見るには寒いですが良い季節になってきました。暗くなるのが早く、夕方散歩していると南東方向に火星が赤く、また南西方向に木星と土星が見えます。木星と土星はこれからどんどん近づいて見えるようです。 以下はスコープタウンからのメールを引用させてもらいます。 興味のある方は、スコープタウンのブログの発信記事も参考にして下さい。 https://scopetown.jp/2020/12/4872/ 以下は引用記事です。 -------------- ☆望遠鏡・双眼鏡を使わずに楽しめる天文現象 ・木星と土星の接近は、肉眼では毎夕ごとに近づくのがわかります。 21日は肉眼ではほぼひとつに見えるくらいの超大接近。 個々の視力にもよりますが、ギリギリ離れて見えるのか、ひとつに見えるのかにも注目です。 「肉眼でどう見えるのか」を世界中で観察しようというプロジェクトも行われます。 下記にリンクをご紹介します。 ・惑星で星空視力大実験!!!〜木星・土星超大接近観測プロジェクト https://www.nayoro-star.jp/mokuseidosei/jp/index.html ・13日夜〜14日明け方にかけて、ふたご座流星群が活動のピークを迎えます。 (日本時間の14日午前10時がピークなので、その前日13日夜から14日明け方に流星が多く見られます) 15日が新月で月明かりの影響がほぼ無いため、非常に良い条件で見られます。 1時間当たり全天で50個程度の出現と予想されています。また12日夜〜13日明け方・14日夜〜15日明け方でも1時間当たり全天で20個程度の出現が予想されています。 しっかり防寒対策をして眺めましょう。 直前にはツイッターやfacebook、星空情報臨時版でもう少し具体的な情報をお伝えする予定です。 参考になるリンクを下記にご紹介します。 ・2020年ふたご座流星群(アストロアーツ) http://www.astroarts.co.jp/special/2020geminids/ind…l?ref=side ・ふたご座流星群が極大(2020年12月)(国立天文台) https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/12-topics01.html ☆12月の惑星 ・金星:夜明け前の南東の低空で「明けの明星」としてとても明るく見えています。 明るさはマイナス3.9等です。 ・火星:南方向の空高い位置に見えます。 明るさはマイナス1.1等〜マイナス0.3等です。 ・木星と土星:南西〜西南西方向の低空に見えます。 木星は明るさマイナス2.0等、土星は明るさ0.6等です。 ☆2020年12月の月齢と主な天文現象 8日 下弦の半月 深夜に東の地平線から上ってきます。観測のおすすめ時間帯は午前2時くらいから。 13日 夜明け前の南東の低空で細い月と金星が近づきます。 14日 ふたご座流星群が活動のピーク。 15日 新月(月が太陽方向にあり観測出来ない)。 17日 宵の西の低空で細い月と木星・土星が近づきます。 21日 宵の西の低空で木星と土星が非常に近づきます。 ※一番近づくのは日本時間では22日午前3時過ぎですが、その時間は日本からは見えません。 22日 上弦の半月 日没の時に南中(南の空で一番高い位置に来ます) 月の観測のおすすめ時間帯は日没から夜9時位まで。地平線に近くならないうちに見ましょう。 30日 満月(日没時に東の地平線からのぼってきます。) |