11月27日(月)、北中学校図書館を会場に「読書活動講座Ⅱ」が開催されました。講師には、静岡県総合教育センター生涯学習推進班の先生をお招きし、「学校図書館の役割」や「情報活用能力」についてのお話をしていただきました。また演習も行い、今回は「あらまし読み」についても具体的に説明していただくとともに、研集参加者同士で実際に行ってみました。「あらまし読み」は、生徒・学生たちが手に取る機会の少ない知的な本を“ゆる~く読み広げ、課題を発見する”読書です。STEP1は「本の第一印象」で、本の題名や著者名、初版年、表紙、帯、カバーなどからその本に書かれていそうなことを想像して相手と対話交流をします。STEP2は、序章(「はじめに」「まえがき」)を読んでの感想の交流、STEP3は、「章の見出し」または「小見出し」をメモして関連のありそうな章とつないでマップを作って対話交流する方法です。この読書法はPISA型読解力向上にもつながるという説もあります。「これを繰り返せば、児童・生徒にとってかなりの力になるのではないか」という感想もいただきました。講座に参加した図書館担当の教職員、学校司書さんはこの読書法を実践し、各校で紹介していくと思われます。若者たちにはもっともっと本に親しんでもらいたいですね。
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